2021年11月20日 (土)

事業の準備~藁を干す~

昨夜の満月は、「ほぼ皆既月食」ということで、140年ぶりの天体ショーだったようです。

皆さん、ご覧になりましたか?

また、秋もだいぶ深まり、「紅葉の名所」には劣るものの…黒川から見渡す森も様々で覆われ、心洗われます。

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さて、センターでは12月に「しめ縄飾り」プログラムを実施いたします。おかげさまで、即日定員となってしまい、キャンセル待ちのお客様にはご迷惑おかけしております。

そんな「しめ縄飾り」のために、玄関前で事業準備をし始めました。

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まだ干しきれていない藁を、天日干しです。農家さんたちが稲刈り後に、田んぼで行っている「はざかけ」を見習いながらやってみました。

カビないようにしながら、これからしばし「藁の体調チェック」をしていきます。

明日の夜から少し天気が崩れそうです。明日の日中には一度取り込むか、シートをかけるか…

皆さんに素敵な「しめ縄飾り」を作っていただけるよう、準備していきますね。

 

坂口(ねぷた)

 

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2021年8月 3日 (火)

季節は刻々と…

 今朝は曇空で少し涼しい朝を迎えたと思ったら、ザザァーーーーと雨が降り、
その後は蒸し風呂の様な暑さが押し寄せてきましたね。


 突発的な雨、強烈な日差しと暑さ。夏真っただ中な陽気ですが、
二十四節気では8月8日が【立秋】です。


 『秋』なんて、1mmも感じない天候ですが、森の中で秋に向けて実りを蓄えている植物を発見しました。

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 所内にはコナラの木がたくさんあります。
まだ小さくて緑色ですが、どんぐり発見。

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 もみじも種を付けています。風が吹くと、くるくる舞います。

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 柿の実も!所内には3本あり、そのうち二つ木の実が甘いそうです。


 センターに遊びにくる子ども達はカブトムシやクワガタ、セミを捕まえようと一生懸命ですが、
ちょっとずつ近づく秋の足音にも耳を澄ませてみてください。


舘野

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2021年7月18日 (日)

メンマ干し

梅雨が明けました!
ということで昨日の梅干しに続き、今日はメンマを干しました。

今回干すのは、今年の4月末に仕込んだ伸びたタケノコたちです。

『日本ミツバチとタケノコ』
http://kurokawa-yagai.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-7bb278.html


約3か月経って、水も出てきていい感じに発酵しました。
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まずは竹ざるに出していきます。
甘いいい匂いがします。上手くできたようです。
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少し硬かったものは細切りにしました。
大きなものと小さく切ったものの干し比べにもなります。
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全量はこちら!
約20kgのメンマたちです。
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竹ざるだけでは乗り切らなかったので、干し台を作ることにしました。
すのこを裏返して、板とネットをつけて完成です。
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今日は天気が良かったので、センターで一番日の当たる2階展望台に干すことにしました。
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今日から約1週間カラカラに乾燥するまで干します。
完成の様子はまたのお楽しみに!

タケノコとしては食べられなくなったものも、手間ひまをかけることで生まれ変わることができます。
上手くいけば「食べる竹林整備」としてプログラムになるかも?

ひとまず美味しくできることを願って。
(小川)

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2020年12月22日 (火)

クリスマスイベント

今日は自主保育サークルの親子の皆さんが来所されました。
センターの外壁工事は順調に進み足場を組む作業が今日でひと段落つきました。
そしてこれまでの外壁だった木の板がどんどんとはがされているところです。
そんなグラウンドが少し狭い状況ですが、30名を超える親子の皆さんがクリスマスイベントを行っていました。

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いつもは焚火をしてお昼ご飯を作ったりしている皆さんですが、今日は朝から準備万端、ドラム缶ピザを焼いています。
もちろん一部の方はいつものスタイルなのですが、中身はホットサンドでクリスマス感を出していました。

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大勢ではありますが家族ごと距離をとりながら、おいしそうなピザが次々と焼けていきます。

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そしてお昼過ぎには、子どもたちお待ちかねのサンタさんが登場!
子どもたちがいっせいに集まってきて、大喜び!
サンタさんは良い子の皆に一人づつクリスマスプレゼントを渡してくれました。

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もう何日かすると、この後本番のクリスマスがやってきます。
本番の日もサンタさんがみんなにもう一度会いに来てくれるといいですね!(川村)

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2020年7月25日 (土)

夏ミカンのシロップ漬け

昨日、玄関前になっていた夏ミカンを収穫しました。
そのまま食べても美味しいですが、たくさんあるので少し加工することに。
今日は雨ということもあり、中仕事にはうってつけの日でした。
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最初は皮むきです。
外皮をむいて、白い綿を取ります。
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次は沸騰したお湯に重曹を入れて、そこに薄皮がついた夏ミカンを入れます。
しばらくすると薄皮が溶けて皮がはがれます。
白っぽい実が薄まってオレンジ色になりました。
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冷水につけて皮がペロン!とむける予定でしたが、実もほぐれてしまいました。
重曹の量なのか、置き過ぎたのか…。
つぶつぶミカンがA4サイズのバットの半分くらいできました。
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最後に砂糖と水を1:1で煮たシロップにつけて完成です!
少し時間が経つとミカン缶のような味になります。
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せっかくなので出来立てを使ってカルピス寒天を作ってみました。
現在冷やし中です。


季節の食材を使った保存食が続々出来てきました。
そしてまだ未加工の夏ミカンがいくつかあります。

これらはどう変身するのでしょうか。
お楽しみに。
(小川)

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2020年7月11日 (土)

じゃこ山椒づくり

黒川の玄関先に山椒の木があります。

5月にたくさんの実をつけたので若いうちに収穫し、
湯がいて冷水にあてたものを冷凍してまかないのスパイスとして使っていました。


その山椒がまだまだたくさんあったので、今日はじゃこと山椒の実の佃煮を作りましたので、そのご紹介をします。


まずは冷凍していた山椒の実を解凍します。
解凍したものは乾煎りして冷ましておきました。
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さて次は調理です。
鍋に酒、醬油、自家製みりん、砂糖を入れてひと煮立ちさせます。
先に沸騰させるのがポイントです!
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少し煮たらじゃこを入れます。
お酒が多く入っているので、アルコール飛ばしとじゃこの臭みをここで取ります。
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じゃこを煮ている間に分量の3分の2の山椒をつぶします。
今回はミキサーで粗挽きにしました。
こうすることで山椒の香りをより楽しむことができます。
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最後につぶした山椒と実山椒を入れて、汁気がなくなるまで煮たら完成です!
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まずはおにぎりにして、味見しました。
甘めのじゃこと山椒のピリピリしびれる香りがとても合うご飯のお供になりました。
出来上がったものは保存容器に入れて冷蔵庫で保管します。
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子どもたちが食べるにはしびれるかもしれませんが、大人の方は好きだと思います。
ぜひ季節の食材を使って遊んでみてください。

(小川)

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2020年6月25日 (木)

作っているもの紹介

黒川では旬の食材を使って、いろいろなものを手作りしています。
梅干しの様子などをお伝えしていたりしていますが、今日は一気にご紹介!

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~梅干し~

6月19日に紫蘇を入れ、もうすぐ一週間が経ちます。
全体がきれいな赤色に変わり、梅の実にもほんのり赤色がついてきました。

(6月19日)
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(6月25日)
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~ぬか漬け~

去年の糠と合わせ、毎日色んな食材を漬けています。
今日はカブときゅうりを漬けて、明日のお昼にいただきます。
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~紫蘇ジュース~

赤しそと自家製柿酢で煮ました。
独特の香りと酸味でさっぱり美味しいジュースです。
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~大葉塩づけ~

洗って水分を取った大葉と塩を交互に重ねて漬けました。
4日経って、大葉に塩味が絡んできています。

のりの代わりにおにぎりに巻いて食べるのが、個人的に大好きです。


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~発酵メンマ~

真竹を煮て、細く切ったものを約2か月置いて乳酸発酵させます。
今回はヨーグルトと自家製米麴の2種類で作ってみました。

左が米麴、右がヨーグルトです。
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~らっきょ酢漬け~

一粒一粒皮を抜いて、甘酢に漬けました。
長く漬けると美味しいらしいですが、まずは1ヶ月経ったら味見をしようと計画しています。
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~梅ジュース~

夏の暑さを乗り切るために黒川ではなくてはならない存在です。
今年は梅と氷砂糖の総計で約20kg仕込みました。

紫蘇ジュースと混ぜて飲んでも美味しいです。
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こうしてみると酸っぱい物が多いですね。

お酢やお砂糖、塩などの調味料を使って長く食材を保存する。
新鮮な物はもちろん美味しいですが、余った食べ物を無駄にしない先人たちの知恵を感じる瞬間でもあります。



甘酸っぱさにパワーをもらいながら、夏を乗り切ります。
梅仕事などに興味がある方、来年一緒にやりましょう。

(小川)


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2020年6月19日 (金)

紫蘇仕事

今日は先日漬けた梅干し用の赤しそ仕込みを行いました。



梅干しは梅酢がだいぶ上がってきています。
赤い梅干しになるように、赤しそを入れていきます。
まずは梅の高さよりあがった梅酢を取ります。
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しそは太い茎を取り、よく洗います。
水気を切ったらザルにあけて、よく乾かします。
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待っている間に余ったしそでジュースを作りました。
沸騰したお湯にしそを入れて約5分煮ます。
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煮ていくと赤しその色素が抜けていきます。
最後に砂糖を溶かして、お酢を入れるときれいな赤色に!
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粗熱を取って、保存容器に移し替えたら完成です。
程よい酸味が効いた甘いジュースになりました。
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さて、梅干し用のしそ仕込みに戻ります。

乾かしたしその分量の約18%の塩を入れて灰汁を出していきます。
まずは分量の半分の塩を入れて、しっかりともんでいきます。
あっという間に5分の1くらいのサイズになりました。
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上記の作業を2回行い、最後に取り出した梅酢を入れてよく混ぜます。
白かった梅酢が赤しそとまざり、きれいな赤色になりました。
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出来上がったしそは梅の上に散らして、重しを乗せて漬けていきます。
こうすることで黄色の梅は赤く染まり、赤い梅干しになります。
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ここからまたじっくりじっくり漬けながら、梅雨が明けるのを待ちます。
晴れ間に赤く染まった梅たちを干すのが楽しみです。
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その間は赤いしそジュースからパワーをもらおうと思います。
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(小川)

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2020年4月 3日 (金)

春のよもぎ団子作り

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先日(http://kurokawa-yagai.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-6b4a31.html )採って凍らせたよもぎを使ってお団子を作りました。
上新粉に水を入れてこね、丸く平たくし、蒸し器で蒸します。
凍っているよもぎはみじん切りを繰り返し、ペースト状にしました。
蒸しあがった上新粉とよもぎのペーストをこねて混ぜ、生地の完成です。
生地と冷やしておいたあんこをそれぞれ丸めました。
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最後に生地であんこをくるめば、よもぎ団子の出来上がり!
まん丸、どら焼き風と梅の形を作りました。
出来立てが柔らかくて一番おいしい!
よもぎの良い香りで春をとても感じることができました。
ご興味のある方はぜひ作ってみてくださいね。(片岡)

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2020年3月10日 (火)

春のよもぎ摘み

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黒川周辺でよもぎが生えていたので摘んできました。
よもぎは3~5月頃、日なたに生えるそうです
道端で見つけると春の訪れを感じますね。
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よもぎは葉の裏に白い毛が生えているので区別がつきやすいです。
今は新芽の時期なので葉がとても柔らかく摘みやすかったです。
根っこは抜かないように注意しました(次に生えて来なくなってしまうため)。
よもぎが群生している辺りは虫がほとんどいないのですが、すぐ隣の雑草には小さな虫が多く飛んでいました。
不思議に思って調べてみると、よもぎには虫よけになるシネオールという成分が含まれているのだそうです。
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摘んできたばかりのよもぎは水で洗いました。
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沸騰したお湯に塩を入れ、そこによもぎを入れて湯がきます。
塩はよもぎの色止めの効果があるそうです。
湯がく目安は葉の裏が緑色になるまで。20秒もかかりませんでした。
よもぎのちょっと薬のような、青い爽やかな香りがしました。
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湯がいたよもぎは水を張ったボウルに入れて冷まします。
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ひとつかみずつぎゅっと水を切って、ラップにくるんで冷凍しました。
冷凍すると日持ちがするので便利です。
このよもぎたちはお団子にする予定です。またブログにてご紹介したいと思います。
晴れた日は日なたによもぎがないか探してみてくださいね!(片岡)

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