皆さん、こんにちは。
本日は子ども文化センターとわくわくプラザの皆さんにお越しいただき、コーヒー焙煎の研修を行いました。
コーヒー豆には様々な種類があり、豆の種類や淹れ方など、その方法は多岐にわたります。
振る舞う相手のことを考える『おもてなしの心』……そして、昨今の情勢では難しいですが、
同じものを飲み食いし、感想を話す『コミュニケーション』について、研修を行いました。
3年前より始めたコーヒー焙煎は、センターの各所で活躍しています。
出張をして研修することもあれば、焙煎した豆や、アイスコーヒー器の作成体験なども行っていました。
今回は最もスタンダードなホットコーヒーの焙煎と淹れ方ですが、
培ったコーヒーの知識は本物です。
スタッフの話は情報に溢れていて、アンケートでは「トーク力も見習いたい」といった声も聞くことができました。
焙煎した豆と、生豆では、色も香りも大きさも違います。
焙煎するまでは、白くて青臭い、小さな豆。
普段「コーヒーの匂い」として嗅ぎ慣れている匂いになるまで、10分少々かかりました。
やり方次第で、かかる時間は長くも短くもなります。
焙煎とコーヒーの世界は奥が深く、明確な「正解」があるわけではないのです。
それでも、3年間の経験で、「失敗しないやり方」は見つけてあります。
皆さん、真剣に豆を焙煎していらっしゃいました。
無事仕上がった豆は、今日初めて焙煎したとは思えないほど素晴らしい出来でした。
他の班も、無事うまく焙煎できたようです。
さて、豆が煎りあがったら、粉にしてドリップしていきます。
途中で、時間が経ってしまった市販の豆と、煎りたて豆の飲み比べをしました。
皆さん、味の違いに驚かれていました。煎りたて豆は、なかなか飲めない贅沢なのです。
美味しく淹れるため、慎重にお湯を注いでいきます。
この後はそれぞれ6種類の豆で淹れたコーヒーを飲み比べました。
皆さん、自分の好みのコーヒーをいくつか見つけたようです。
研修後のアンケートでも、「ここまで味が違うと思わなかった」「普段飲まない味でした」
といった感想もありました。コーヒーは、豆の種類、煎り具合、お湯の温度・注ぐ勢いなど、
様々な要因で味も香りも変わってきます。
だからこそ、相手の好みに合わせようとする気遣いの心と、淹れて、飲んだ後のコミュニケーションが大事なのです。
今日参加いただいた皆さんに、少しでもその気持ちが伝われば幸いです。
皆さんの、『珈琲淹れてみました!』という報告をお待ちしております!
大谷リオ