火おこし器の需要が…
昨今のアウトドアブームは、皆様もご存知のことと思います。
また、当方でも「焚火cafe」と称したプログラムを実施しておりますが(11月は、12日(金)に開催です)、焚き火が賑わいを見せていることもその流れの一環でしょう。
その着火の仕方は様々あり、きっと私よりもお詳しい方がたくさんいらっしゃるはずなので、ここでは触れません。
今日は、その着火方法のひとつ、「火おこし器」にまつわるお話です。
センターには、「舞ぎり式火おこし器」がいくつがあります。
調べたところによると、この「舞ぎり式火おこし器」は、江戸時代後半に神社などの儀式で使われた火おこし道具とのこと。「あれ?結構最近なんだな」と感じたのは私だけでしょうか?ちなみに、弥生時代の前後は、「キリモミ式」という手法で火おこしはされていたようです。
「火おこしには、きっと時間がかかったろうな」、と思う反面、「火」は生活の必需品。ゆえにどんなに時間がかかっても、やらねば生活が成り立たなかったくらい、重要な道具なんですね。
さて、にわかうんちくはここまでとし、今日ご紹介したかったのは、センターでひそかに需要の高まっている「舞ぎり式火おこし器」の整備について、所長が活躍中、ということです。
どんな道具もそうですが、使えるようにするためには、整備と準備が必要です。「舞ぎり式火おこし器」は「本体」のメンテナンスも然ることながら、先端の「替え芯」、「火切り板」などは、消耗品なので、都度作らなければなりません。
ここで光るのが、所長のスキルです。「朝飯前」と言わんばかりに、ちょちょいとやってしまうのが、さすがです。私もそうなりたいです。
こんな感じで、この1週間ほどで10台くらいでしょうか。メンテナンスと作成をしてくれました。
「壊れるまで直して使う(壊れても使う)」。ある意味の持続可能な道具の扱い方だな、と感じています。
来月以降、「研修」と称し、所長のアウトドアを中心としたスキルを学び盗むための時間を作ろうと思います。
坂口(ねぷた)
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