キャンプインストラクター講習会
日本キャンプ協会のキャンプインストラクター資格を取得するための講習会の講師を務めました。
出来るだけ実践で役に立つ内容にしようと考え、前半は火起こしを中心に行いました。
センターグラウンドで、メタルマッチを使って火をおこす基礎を学びました。
麻の紐の火口に火がつけられるようになったら、焚きつけ用の細い木を作るためバトニングを行います。
木の棒をバトン代わりに使い、ナイフの背をたたいて薪を割る方法です。
指の太さくらいの焚き付け薪が出来たら、ナイフで鳥の羽の様に削るフェザーステックを作ってもらいました。
ここまで出来たら、火をつけ育てる練習をします。
火はついたけど、フェザーステックに移らなかったり、フェザーステックにはついたけど、そこから薪に移らなかったりと、はじめは苦労していたようですが、アドバイスを聞きながら、何回かのチャレンジで、全員、焚き火を育てる事に成功しました。
火おこしの基礎を学んだあとは応用編です。
かまどや水を電車山の山頂まで運び、3~4人のチームで火を焚きお湯を沸かし、各自が用意したレトルト食品を昼食として食べる実技を行いました。
すぐに火がついたチーム、火はついたけど鍋の水が多くなかなかお湯が沸かないチーム等いろいろでしたが、全チーム無事に昼食を食べる事が出来ました。
午後はロープワークに挑戦してもらいました。
基本の3種(本結び、巻き結び、自在結び)をレクチャーしマスターしてもらいます。
次に試験を行い、各チームごと競争で結びを結んでもらいます。結びがわからない人には、チームメンバーが教え、チーム全員が結べていれば合格です。
現役の学生さんだけあって、覚えも早く、全員試験は合格でした。
今習ったロープワークを駆使して、タープをあげるのが応用編となります。
午前中に習ったナイフワークも駆使して、ペグも作ってもらいました。
設定時間は15分で行いましたが、伸びたチームも20分でタープを張ることができました。
より、実践的な内容で実施したため、参加したメンバーからは、ソロキャンプに行ってみたいとか、早速、実践してみたい。などの声を頂きました。
コロナ禍でなかなか遠くに行くのが難しいので、センターや電車山、四ツ田緑地等、身近に体験の出来るフィールドがあるので、声を掛けれ頂ければ嬉しいです。(野口)
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