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2021年7月29日 (木)

まさかそこから……?

皆さん、こんにちは。

 

本日はちょっとした事件を紹介します。

 

「事件」と聞くと、少し身構えてしまうかもしれませんが……

たいしたことではないです。「そんなことあるんだ~!」という驚きがありました、ということですね。

 

 

ツリークライミングという、木登りの技術があります。

木の枝にロープを引っ掛けて、色々と道具を使って木登りを楽しむ技術です。

 

この最初のステップである、『上の枝にロープを引っ掛ける』。

 

これ、どんなやり方でやると思いますか?

 

 

 

 

当然、脚立を使うわけでも、棒を使うわけでもありません。

 

重石をつけた細いロープを投げるんです。

 

私も何度か投げたことがありますが、これが難しい。

 

コントロール力は自信満々でなくとも、それなりにできる方だと思っていたんですが……

 

頭上の木を見上げると、遠近感が掴みづらいんですね。

「あれっそこじゃない!」も「全然届かないで落ちてきた(笑)」もありました。

 

さて、センターの木は、枯れて折れた枝が絡まっていることがあります。

 

そんなときも、ロープを投げて引っ掛けて、引っ張って落とすことがあります。

 

もちろん、周囲の安全を確認してからです。

その日も、折れた桜の枝を回収するべく、職員が重石付きロープを投げました。

 

 

すると重石はべきべきと枝を折りながら突き抜け……

 

Img_4919

 

えっクワガタ……?

 

そうです、ノコギリクワガタが落ちてきたんです。

 

虫好き少年だった記憶がある方ならわかると思いますが、

我々にとってクヌギやコナラは蹴り飛ばすものです。

 

そして全く落ちてこないクワガタ、カブトムシに肩を落として帰る。

もしくは諦めきれずに二度三度と蹴りを入れる。

 

それは木の上にクワガタが「いるかもしれない」と思っているからですが…

 

正直、勝率は高くありません。

何も落ちてこないどころか、木が揺れずに足を痛めただけなんてこともしばしば。

 

 

 

なのに、なんとサクラの木からノコギリクワガタが落ちてきたんです。

 

いえ、たいていの人にとっては「ふーん……」で終わる話でしょう。

 

しかし、私にとっては、ちょっとした驚きだったのです。

何を思って桜に止まっていたのか、ちょっと休憩してただけだったのか。

 

Img_4921

 

真相は彼のみが知っています。

またどこかで会えるといいですね。

 

 

……桜の木肌にクワガタって、やっぱりちょっと違和感あるなぁ……

 

あ、ところでなんですが、センターの木は蹴らないでくれると嬉しいです。

木が弱ってしまいますし、それに先ほど言った通り勝率もよくないです。

しかも蹴りすぎると、上の枝が落ちてくるかもしれません。

無理に探さず、「会えればラッキー!」くらいの気持ちの方が、

彼らと出会えると思いますよ!

 

 

 

大谷リオ

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