7/3 野外実習のお手伝いをしました
7月に入ってからずっと雨が降り続いており、お住まいによっては甚大な被害が発生しているところがあるとニュースで聞いています。
皆様の安全を心より祈っております。
当センターも今朝まではかなりの雨が降っており、グランドは沼のよう。小田急線もこの状況の中で、運行に支障をきたしていました。
そんななか、日本大学文理学部の学生さんが「野外実習」の授業と言うことでお越しになりました。
「オフラインでは初めて会います」ーコロナ禍の影響が大きい様子を改めて感じました。それゆえ、少々緊張気味でスタート。
自己紹介をしたらさっそく外へ。当初の予定を変更し、センター自慢のひとつ、竹を使ったアクティビティに取り組んでもらいました。
ノコギリやナイフを使う経験は、大学生になってもそれほど多くはないのが現代。
作ったのは、竹カップと竹のお箸。
多少苦戦する様子もありましたが、さすが大学生です。やっていくうちに上達していきました。やりながら工夫し、高みを目指していく。これが体験学習です。
学生さんによっては、竹カップの外側をそいだデザインにしたり、竹箸は長さや細さにオリジナリティを見出したり。やり始めるとこだわりたくなるのが、クラフトアクティビティ。夢中になる様子がいいですね。
お昼ご飯をはさんで、今度はアイスブレイクゲームやイニシアティブゲームを体験し、学んでいきました。
お互いの関係作りのスタートとして使うのがアイスブレイクゲーム。同じ体験をすることで心の距離を縮め、一緒に笑っていくことで安心できる雰囲気を作っていきます。
少しずつ信頼関係が築けて来たら、課題解決ゲームにチャレンジしていきます。互いに意見を交換し、力を合わせて、工夫しながら課題をクリアしていきます。
今日は筒を使ってビー玉を運ぶ「パイプライン」やランダムに並べられた1~30の番号をいかに早く順番に踏んでいくかという「キーパンチ」にチャレンジしていました。
解決策が見いだせても、形にしていくのは難しい。意見交換をし、軌道修正し、互いのイメージが一致したとき、成果が生まれる。達成できた時の喜びも味わえる。そんな感覚が、学生さんの中で起きていたら嬉しいです。
少々時間オーバーとなり、本来はメタルマッチを使った火おこしにも挑戦してもらいたかったのですが、こちらはインストラクションのみ。また機会があったらぜひ体験してほしいです。
「実体験」をしてこその野外実習。コロナ禍で授業がオンライン中心となり、本来学べるはずのことが学べず、友達と会うことも出来ない今。学生さんのストレスも高いことと思います。それでもこうして今回できたこと、少し彼らの学びと成長につながることを切に願います。
そしてこの経験が活かせる機会があれば、より自分のものになるはず。ボランティアスタッフとしてセンターに来てもらえたら、それが叶います。
若い力、お待ちしています!
坂口(ねぷた)
| 固定リンク