分解者たち
皆さん、こんにちは。
本日はセンターの生き物を紹介します。
最初にお断りしますが、虫が苦手な方はご遠慮いただく方がいいかもしれません。
それでは。
センターには多くの生き物が生息していますが、彼らは特に目立たない存在だと言えるでしょう。
好む場所は湿った落ち葉の下や、丸太、薪の下。
私たちが普段目にしないところに住んでいます。
ゴミムシの仲間ですね。
この名前を聞くたびに「酷い名前だな…」と思うのですが、
世の中にはもっと変な名前の生き物もいるので……
(イレズミコンニャクアジとか……)
余談はさておき。
本日のテーマは『分解者』です。
落ち葉や枝の下に潜み、様々なものを分解する生物たち。
ゴミムシは小昆虫を捕食し、死肉も食べる生き物です。
センターで死んだ……例えばトカゲなどの肉を食べているのでしょうか。
こちらは皆さんご存知ミミズですね。
『ミミズがいると土が良くなる』なんて話、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
センターでも、ミミズ堆肥を作っていたりします。
こちらは子どもに大人気、ダンゴムシ。
ミミズと同じように、落ち葉や土を分解する生き物です。
危険を感じると団子のように丸くなります。
決まった場所に大量にいるので、「そんなに!?」となるほど
集めてくる子供を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
一時期、ダンゴムシの仲間である、
深海のダイオウグソクムシが話題になったこともありましたね。
”深海の掃除屋”ダイオウグソクムシ。もちろん、ダンゴムシは”落ち葉の掃除屋”……
ちなみにサイズは、だいたい20倍です。
うーん、いきなり陸にいたら気絶するかもですね。
こちらはミミズがいた場所です。
センターに置いてある丸太を動かすと、だいたいミミズが出てきます。
ほどよく水分を保湿し、隙間ができる丸太の下は、彼らのお気に入り。
そして、他にも色々出てくるのが丸太の下という場所です。
ぱっと見た感じ、ムカデの幼体、ヤスデ、あとは映ってませんが、
ナメクジにコウガイビルとかもいました。
検索する際は気を付けてみてくださいね。
大人になったムカデ以外は、人間に害のない生物です。
とはいえ、これらの虫が苦手という方はかなり多いでしょう。
かくいう私も、『好きか』と聞かれると……『嫌いではない』かな……
……見た目はだいぶ苦手かもです。
こんな話をしているとゲジゲジを思い出します。
ゴキブリを捕食する益虫であるのに、『外観不快害虫』という悲しい区別をされています。
気持ちはわからなくもないですが、うまく住みわけができるといいですね。
彼らもまた、センターの生態系を形作る生き物たちです。
どこにいるのか、何が苦手かを知っていれば、お互いに気持ちよく過ごせるはずです。
……苦手な方は、丸太はひっくり返さない方がいいかもですね。
大谷リオ
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