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2021年6月 7日 (月)

社会性の生物

皆さん、こんにちは。

本日は施設点検を兼ねて、自然観察に。

 

気温も上がり、様々な生物の活性があがっています。

 

センターではよく、アリを見かけます。

 

樹上性のアリもいますし、地面に巣を作るアリもいます。

 

どこもかしこもアリだらけ。

見事に列を組んで、餌を運んでいました。

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さて逆に、『いてほしいのにいない』という生き物が、センターには何種類かいます。

 

個人的には、蛇やトカゲがもう少し増えると嬉し……ごほん。私的な興味はともかく。

 

誘致までしているのに、居着いてくれない、それが『ミツバチ』です。

 

センター所長の長年の努力の甲斐があり、なんと今年度はミツバチが巣を作ってくれました。

 

久しぶりに巣箱を覗きに行くと、ぶんぶんと音を立てて十数匹のミツバチが飛んでいました。

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蜂蜜の作り方などは、今後随時得意な方が発信していくと思いますので、今日は生物の話を。

 

ミツバチとアリには共通点があります。

それはどちらも「社会を持つ」と言われていることです。

普段漠然と使っている「社会」という言葉。

 

改めて、ヒト、アリ、ミツバチについて社会とはなんだろう。

 

それはきっと「役割分担」だと、私は思いました。

そして、それでいて「いざというときにまとまる」ことだとも言えます。

 

巣の危機であったり、外的の侵入であったり、餌の確保であったり、子育てであったり。

 

蜂って怖い。

毒と針を持ち、巣を守るために果敢に攻撃をしかける。

 

我々は、彼らが「巣に近づきすぎなければ安全」と知っています。

しかしそれでも、傍を飛ぶ蜂には恐怖心を覚えます。

 

それはきっと、彼らが「社会」を守るためなら、何者も恐れず向かってくる覚悟があって。

なおかつ、その数が多いからではないでしょうか。

 

逆に、社会を持たない、有名な昆虫を想像してみました。カブトムシやクワガタです。

 

彼らに社会性があって、産卵地を守るためにいっせいに飛来してきたら。

 

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……怖すぎてそこから先を想像するのはやめました。一部の虫好き少年は大喜びかもしれませんが。

 

我々は意外と、脅威を脅威として認識しています。

人間の恐怖心ってうまくできてるなと思った1日でした。

 

 

 

……確かに、いくら蛇好きでも蛇が一斉にいっぱい向かってくるのはちょっと嫌ですね。

とりあえず私も逃げると思います。毒がなくても。

 

 

大谷リオ

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