電車山整備&キノコの植菌
毎月第一日曜日はセンター主催事業の「ネイチャーボランティア」を実施しているのですが、コロナの影響の為に、今月も有志だけによる電車山整備活動となりました。
とはいえ27名ほどの有志の方々があつまりました。
そこで電車山の整備項目を4つに分け、それぞれチームを組んで作業を行いました。
・山頂階段作りチーム
電車山の山頂へ向かう最後の上り坂に階段がありませんでした。
森の幼稚園の小さな子どもたちも電車山で活動することが増えてきましたので、滑りやすい坂ではなく、階段があった方が良いということで、階段を整備しました。
杭を打ち、横木を渡して、段を一段づつ平らにして立派な階段ができました。
また、たくさんある竹で手すりまで作ってくださいました。
・落葉プール作りチーム
いくつか作られた落葉プールですが、さらに増設しました。すこしでも土の流れ出しを防ぐためにも、また電車山の土がむき出しにならないためにも斜面を落葉プールで覆う為です。
こちらのチームもこれまでで最大の大きさのプールを長い竹と竹杭で作ってくださいました。
・ごろた石 整備チーム
ファイヤーピットのまわりには多くの石(というより岩サイズです)がごろごろと置かれ歩きにくい状況です。出来るだけ石を動かし平らにして、やはり小さな子どもたちでも歩きやすくしたい箇所です。
はじめは手作業を動かしていたのですが、午後にはロープを使って大勢で動かし、こちらもすっきりしました。
・枯れ木伐倒チーム
電車山には何本か枯れてしまったまま立っている木がありました。すぐには倒れないのですが、虫に喰われたり、腐りがすすみいつ倒れるのか予想もつきません。そこで今回2本の枯れ木を伐倒することになりました。
ロープを掛けて大勢で引きながら、根元をチェンソーで切り倒しました。これも人数がいるからこそできる作業でした。
そして、これらの作業を行いつつ、午後は椎茸となめこの植菌や薪割りも行いました。
少し前に伐倒したコナラの木がしばらく置いておいてありましたので、木の勢いがなくなった頃合いなので、ドリルで穴を開け、新しく手に入れた菌糸種を穴に打ち込み、日陰の北側に並べました。
薪割りも何人かの方が挑戦し、たくさんの薪ができたので、センターのホールの薪ストーブの横まで運びこんでいただきました。
電車山を整備して、活動する際の安全性を高める活動は終わりがありません。
また、整備で出た木材を薪として活用する、切り出した竹を使って落葉プールや階段の手すりにする、キノコのホダ木にして再利用することで、自然の資源を無駄にしない活動でもあります。
コロナが落ちつけば、こうして整備された電車山を皆さんにどんどん使っていただきたいですし、もっと大勢で「ネイチャーボランティア」活動にも参加していただきたいものです。(川村)
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