資質向上研修 救急法(最終回)
本日もこども文化センター・わくわくプラザ職員の皆様向けに、救急法について講師をお招きしての研修が行われました。
常日頃 子どもたちと接し、急な体調変化やケガなどの場合に出会ってしまう機会の多い皆さんですから、実例を基にした対処方法のお話では、思わずうなずいてしまう方も多く見受けられました。
そして、先輩方や組織のベテランの方達の経験則やネットで流れる様々な情報が多いため目の前で起きている事象を見落とし、適切な対処が出来ずに不幸な結果を招く事が無いように、「シンプルに考えきちんと状況を把握する」「わからないことを無理に追求し、独断しない」というような ”医師や看護師ではない我々ができるFirst Aid” の考えを理解いただいたようでした。
進行性が高く迅速な対応が必要な”アナフィラキシー”に対応するための「エピペン」の操作練習や、圧迫速度や圧迫強度を目に見えるようにしたダミーでのCPR(心肺蘇生)の練習、気道の異物を取り除くチョーキング対処の練習、衛生手袋を感染しないように外す練習と、聞くだけではない実地の練習も行なわれました。
最後にコロナ禍の緊急事態宣言下での子どもの余暇の過ごし方についての調査報告が示され、”安心な空間””遊ぶ時間””一緒に過ごす仲間”のいわゆる””サンマ(3つの間”の重要性など、要点を聞くこともできました。
講師の ひの社会教育センターの寺田さんのお話は、要点が明確で理解がしやすく、すぐにでも役立つ内容で、とにかくあっという間の2時間半でした。
昨年の研修に出た後、実際に学んだ救急法を実践し再度研修参加された方、初めて参加されたがもう一度参加したいという方もおられ、現場の皆さんにはとても為になる研修でした。(川村)
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