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2020年11月 6日 (金)

こども文化センター わくわくプラザ職員研修(ブッシュクラフト)

今日は第二回目のブッシュクラフトでの資質向上研修が行われました。

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メタルマッチで小さな火花を出すことから始まり、より大きな焚火に育て上げるまでの段階をいくつかの器具や技法を使って学ぶ火おこしの研修です。
最初のステップはメタルマッチで火花を出すところから始めました。
金属の棒をこするだけとは言え、こする時の力のいれ具合やストライカーと呼ばれる金属片を当てる角度などを各自体感して火花が出るようになりました。
次に麻ひもをほぐして綿のような状態にしたホクチ(火口)を作り、メタルマッチからの火花を落として着火させる練習をしました。
早く着けられる人、なかなか着かない人と着くまでの時間差はありましたが、研修参加者の皆さんきちんと着火をすることができました。

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ホクチについた火はすぐに消えてしまうので、続いて薪に火をつけるためのナイフワークの実践を行い小割の薪を作りました。
燃えやすくて木目がまっすぐな針葉樹の薪を、ナイフと叩き棒で小割にするバトニングを行いました。そしてバトニングで割った細い薪をナイフで切目をいれて燃えやすい状態にしたフェザースティックを作りました。この時ナイフの持ち方や作業姿勢などナイフを使うときに安全に行う方法も学びました。
そしてメタルマッチからホクチをからめたフェザーステックへと火をすこしずつ大きくしながら起こしていくことを体感しました。

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参加者の皆さんはここまでの火起こしのステップを完全にマスターしたので次の課題に挑みます。次の課題は自然にあるものでホクチになるものを探すことでした。
多くの皆さんが落ち葉や枯草、枯れ枝を探しだし、メタルマッチの火花を当てて燃え上がるかを確認しました。残念ながら50名近くの参加者の中で上手く火がついたのはお一人だけでした。火がつきやすいものを探すことも楽しみながらできたという感想もいただきました。

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最後は5~6名で1つのチームとなり、協力しあって焚火台の上で焚火を行いマシュマロを焼く課題を行いました。
メタルマッチで着火して少し大きめの焚火作り出すことや、竹串をナイフワークで削ることなど今日の研修の総合実践ともなりました。

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初めて火おこしをした方、何度か体験していて良い練習の場となった方、皆さんそれぞれに気づきや理解をされて、研修後の振り返りやアンケートには研修が為になったとのご意見が多く研修指導を行った職員全員も大いに満足できました。
子どもと日頃から接する研修に参加された皆さんが、今日の研修で感じたり知った事を身近な子どもたちに伝えて、子ども達に火おこしの楽しさやすばらしが広まっていくことを期待しています。(川村)

 

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