焚火で土器焼き!
本日の利用団体は「多摩川野焼き土器作りの会」です。
1年かけて作り上げた、土器や埴輪を、焚火(野焼き)で焼きにいらっしゃいました。
野焼きの作業は、火の中の放り込んで焼くという単純なものではないのです。
焚火の周りに作品を並べ、熱を当てて、表面を乾かしていきます。
15分熱を当てたら、45度回転して15分熱を当て、また45度回転してを繰り返す事4回。
底の部分と、中の部分にも熱を当て、ここまでの作業で1時間半を費やしました。
前面に熱を加えた作品を、熾きの上に置き、作品と作品の間に薪をくべ、徐々に熱をあげていきます。
この時、一気に熱をあげると、作品が割れてしまうそうです。
最後に作品を炎で包み、本焼きをして、焼き上げます。
約30分、作品が炎に包まれ、焼き締め完了です。
最後に火から取り出し、冷ましていきます。
器を作った人は、水を入れて一気に熱を下げると共に、水漏れの確認を行っていました。
縄文時代には、このような方法で器などを焼き、煮炊きをする道具(鍋)として使っていたそうです。
凄いですよね!感心します。
最後に、熾火を利用して、やきいもを焼いていました。
お裾分けを頂きましたが、栗の様にホクホクで美味しかったです。
ごちそうさまでした。(野口)
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