クロカナブン?
皆さん、こんにちは。
9月に入った本日は、気温がぐっと下がりました。
残暑が続くのか、秋になっていくのか、先が待ち遠しいですね。
さて、8月も終わり、セミたちの鳴き声もヒグラシが目立つようになりました。
本日は、センターで見つけた生き物を紹介します。
最初に見つけたのはこちら。
ただの土の塊ですが、新しいモグラの塚ですね。
しばらく見ていると、少しだけもこもこと動いたあと、どこかに旅立ったようです。
モグラは日に当たった程度で死にはしませんが、地表は食べ物がないので餓死してしまうようですね。
仲良しな抜け殻。
私の見立てでは奥がアブラゼミ、手前がツクツクボウシの抜け殻です。
なんとか成虫も写真に収めようと歩き回りましたが、
黒川のセミは警戒心が強く、逃げ足が速い。
逃げるついでにおしっこをひっかけていくのは、セミ狙いだとやむをえません。
おのれ。
でもやっぱりアブラゼミが一番多い。
ちなみに、羽に透明な部分が全くないアブラゼミは、海外のセミ愛好家から
見ると非常に珍しくて人気なんだとか。
我々がもはや見慣れたアブラゼミも、見慣れない国では人気なんですね。
さて、本日の議題はこいつです。
クヌギの樹液にやってきてました。
カナブンにしてはやけに黒い。
カブトムシにしては妙に小さい。
なんだこいつは、と思っていたら飛んで行ってしまいました。
調べたところ、カナブンは国内に3種類いるようです。
カナブン、アオカナブン、クロカナブンの3種類。
この時点でオチが見えていますが、どうやら私が見つけたこいつはクロカナブンだったのではないかと思います。
ただ、カナブンは1種類の中で体色変化が激しい虫です。
その中には黒っぽい奴もいるらしく、逃げられた今となっては、
こいつがクロカナブンなのかカナブン(黒)なのか、判断がつきません。
クロカナブンの出現時期は、8月中旬から9月の中旬。
ごく短い時期にしか出現しないとのことで、どうやら珍しい虫のようです。
もしそれらしき虫を見かけたら、ぜひセンター職員におしえてくださいね!
大谷
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