シュロの木
どんぐり山にシュロの木が生えているのをご存じですか。
柵作りなどで使うシュロ縄の元になる木です。
ブッシュクラフトや火起こしの火種探しで、この木の皮が良く燃えるのでお世話になります。
このシュロの木について、改めて調べてみることにしました。
シュロはヤシ科の植物で、漢字では棕櫚と書きます。
雌株には5~6月に黄色でふさふさとした花をつけるそうです。
この木には花がついていない、咲いていた形跡も見られないので恐らく雄株でしょう。
シュロは皮がよく活用されています。
繊維が集まった皮が、何枚も巻き付いているのが特徴です。
シュロの皮は木の下よりも、新しく生えた上の方のものが柔らかいそうです。
職人が柔らかい部分を使いたいときは、高いと10メートルにもなる木を登って採取するのだとか。
この皮を切り離し、洗って干して使います。
皮をほぐしてたわし、縄、ホウキなどに繊維が使われています。
油分もあって、キャンプなどで火種を作るときに使うとよく燃えて便利でした。
植物の性質を知ると、より生活に役立てることができるかもしれませんね。
身近で使われている面白い植物がありましたら、ぜひ教えてください!(片岡)
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