資質向上研修~救急法~
本日は、川崎市で放課後こどもに関わる事業を行っている職員の行われました。
テーマは、『救急法』
今回で3回目の実施です。
講師は、日野社会教育センターの職員で、世界基準の野外・災害救急法「WMA」の公認インストラクターの寺田達也氏。
参加者の方々の現場に結びつく事例をもとに、お話をしてくださいました。
研修の内容は、たくさんの知識や技術を身につけるというものではなく、
・自分たちにできることを知る
・実際に現場でケガや事故が起こった時に、自分がどんな判断をしていくのか
考え方を知る時間でした。
一見、判断するって難しそうと思いがちですが、大事なポイントを押さえていれば、誰でもできるものです。
実習の時間では、実際に傷病者と救助者の役割にわかれ、救急搬送が必要かどうかの判断をしてみました。
ポイントを押さえていくと、とってもシンプル。そして、明確です。
救助する上で大切なこと。自分を守ることについても学びました。
見落としがちですが、とても重要なことです。
リアルな状況も体験!
所長ロバの迫力のある演技。こんな時、どうする?を考えてみました。
実際、「びっくりした。何もできなかった...」とお話している方もいました。
事故はどこで起こるかわからない。そんな体験ができたのではないかと思います。
最後は、ある事例をもとに、ディスカッション。
考え方も判断も、人それぞれ。それをどうまとめていくか、行動にしていくかは、やはりコミュニケーションが大切。
実際の職場でも、このように事例検討ができると、より職員のみなさんの共通言語も増えていくと思います。
いつ起こるかわからないことへの準備。起こった時に動けるかどうかの重要性。
参加者の方々の現場にも結び付くことだからこそ、自分事として考えながら過ごしていただけたと思います。
今日の学びを、いつでもすぐに使うことができるよう、現場で活かしていただければ幸いです。
(小針)
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