救急法での傷口の手当
ウィルダネスメディカルアソシエイツジャパンが講習会を行っています。
先日の資質向上研修の救急法でもお世話になった、寺田さんが講師です。
今回の講習は山の中や災害時など、救急車の到着までに時間のかかる状況での救急法です。
大怪我をしたときの処置をしている場面を覗かせていただきました。
受講生は室内で傷口の処置について座学を受けていました。
その後外へ出てみると…
※少々グロテスクな写真があります。ご注意ください。
「痛いよ~~」
近づいてみると大きな傷口に枝が数本刺さっています。
どんぐり山から滑落した、という設定です。
傷口はこんなパテを使って作りました。
水が1リットルしかない状況で手当をしていきます。
ポリ袋を広げてたらいのようにし、そこに足をいれることで、血や水の飛び散りを防ぎます。
病院だと麻酔を打って処置するものなので、実際の場面では本人は相当痛がります。
そのため、大人数人で足を抑えながら進めていきました。
石鹸水を含ませたガーゼで傷の周りを清潔にします。
刺さっている枝も抜き、傷口の範囲が見えてきました。
少量の水で傷口を洗浄していきます。
シリンダー(水に勢いが出る)とペットボトルの口を切ったもの(血や水の飛び散りを防止する)を使っています。
小石が何粒も刺さっているのでピンセットで除きました。
その後もガーゼを湿らせて患部に当てるなど、作業は続きます。
短時間見学しましたが、傷病の判断や道具の使い方など発見がいくつもありました。
ご興味のある方は、ウィルダネスメディカルアソシエイツジャパンのホームページをご覧ください!
http://www.wildmed.jp/index.html
(片岡)
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