市民講座「親が育てば子も育つセミナー」
川崎市の市民講座「親が育てば子も育つセミナー」の一環で多摩区内の児童・生徒の保護者の皆さんがセンターへ来所されました。防災についての学習をする中で防災の観点から火おこしを体験し、またおこした火を使った調理の実習でした。
センター所長の講座は今回で2回目で前回はいざというときのロープワークでタープを張るときに役立つロープの結び方を学びました。「本結び」「薪結び」「自在結び」をお母さんが学んだあとで家族に教え、「僕、結べるよ!」ときちんと結びができることを見せてくれた子供さんも参加してくれました。
さて、今日はいざというときの火おこしと、起こした火を薪に移しピザを焼く実習で、子供たちも保護者に交じり、普段触ったことのないマッチや薪木で火を起こしてくれています。
はじめはマッチの小さな火だったものが新聞紙に点き、新聞紙から小割の薪に移り、最後は太い薪に燃え広がることを実地で体験しました。
一方で、小麦粉を練って作った生地に野菜などをトッピングし、大きくなった火でピザを焼き上げます。薪をの量を加減したり、位置をずらしたりして火力の調整をして上手に焼き上げたピザは、少し焦げもついてとてもおいしそうです。
また、いざというときにドラム缶などがない場合に段ボール箱で簡易オーブンを作り炭火で焼くことも同時に試しました。こちらは安全のyために炎が上がらないようにして炭火でしっとりと焼きあげました。ドラム缶ピザと同じ生地とトッピングでしたが甲乙つけがたい焼き上がりになりました。
普段使わない薪が燃え広がる様子を見たり、自分で火力を調節するなど、短い時間の中でしたが実際に裸火を体験することで災害時などにも暖かい料理ができるようになったことだと思います。今日参加された方には忘れないうちにぜひ今日の体験をおさらいしていざというときに備えてほしいなと思います。(川村)
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