黒川青少年野外活動センターってどんなところ?
本日は、川崎市立白鳥中学校2年生が職場体験に来てくれました。
まず、なぜこのセンターを職場体験に選んでくれたのかを教えてもらいました。
「自然とふれあうことが好きだから」「あそぶことや子どもが好きだから」とのことでした。
センターに昔来たことがあるけれど何をしたかまでは覚えていない生徒さんと、ここの周辺のことはあまり知らないしセンターにも初めて来た生徒さん。
センターに来た経験がほぼなかったにも関わらず、自然・あそび・子どもが好きということでセンターを選んでくれたことを嬉しく思います。
今日の流れや仕事の内容を確認した後、施設を管理する者として大切な利用者の方の受入準備の一つを。
「掃除はなんのためにする?」と聞くと「??」といった表情。
学校でも清掃はあるかと思いますが、何のためにするのかまで考える機会はなかなかないと思います。
「玄関は、このセンターの顔。ここが綺麗か汚いかで、このセンターの第一印象が決まる」と言うと、わかるようなわからないようなという感じ…。
「初対面の時、笑顔の人とむすっとした人、どっちの人が印象良い?」「私だったら、笑顔の人にまた会いたい。それくらい第一印象は大切。それは、施設管理も一緒でまた来たいなと思ってもらえるようにと常日頃考えながら仕事をしている」と聞くと「あぁ~、そういうことかぁ」とうなづいていました。
玄関の掃除も隅々まで丁寧に綺麗にしてくれました。
その後は、センターで年間どのような事業をしているのかを玄関・ホールのチラシやパネルを使いながら、紹介しました。
700人越えのイベントやBBQ・冒険教育プログラムなどに興味を持ってくれたようです。
これから行われる大鍋まつりの大鍋の大きさや、冒険教育プログラムの4mの壁の高さを目の当たりにすると…かなり良いリアクションでした(笑)
くろかわ名物“どんぐり山”をぐるっと回り、午後行う竹柵づくりがどのようなものなのかをイメージしました。
その後は、本日利用している自主保育団体のおもちつき指導を見学・体験しました。
無くなりつつある日本文化のおもちつき…みんなで和気あいあいと楽しんでいました。簡単そうに見えるけど、実際やってみると意外と難しくコツが必要なこともわかったようです。
指導のお礼にとできたてのおもちまでご馳走になってしまいました。
おもちを頂いたことに最初は少し戸惑っていましたが「頑張ったご褒美だよ」と伝えると生徒さんも嬉しそう。にこにこクラブさん、お心遣いありがとうございました(^^)
昼食をはさんで、午後はロープワーク講習から実際の竹柵づくり。
ロープワーク講習は、時間制限有りのテストもあるので真剣そのもの!
楽しみながら、時に、真面目に、ロープワークを学んでいました。
学んだ結び方を即実践。どんぐり山の中の壊れてしまった竹柵を修理しました。
学んだものが形になることがとても印象に残ったようです。
「ロープワーク、家に帰っても出来そう?」と聞くと「これだけ練習したんで絶対大丈夫です!!」と自信に満ち溢れた嬉しい返答が。
今度センターに来た時は、大きなタープを立てましょう!
最後に、メタルマッチでの火起こし体験をして、まとめとふりかえりへ。
「自然への関わりが減ってきた中、久々に自然と触れ合うことができた。センターの人が利用者の方に自然を知ってもらおうとしている姿がすごく良いと思った。」
「今まで部活でも、自然には触れ合う機会はあったけれど、今までと違った自然との触れ合い方を知ることができた」という感想を発表してくれました。
ロープワークが災害時の防災に役立ったり、竹柵を修理することが子どもたちの安全に遊べる場所づくりになったり…働くということはさまざな形で【人のためになること】だと考えています。今回、体験してもらったことが将来の夢にダイレクトに繋がるかはわかりませんが、今日という1日が将来について考えるきっかけとなればとても嬉しいです。
また是非、遊びに来てくださいね。
職員一同、お待ちしています。
(藁谷)
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