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2018年1月30日 (火)

神奈川シニア自然大学校 入門コース 里山保全入門

今日は、センターで共催として行っている、神奈川シニア自然大学校の入門コースを実施しました。
Dsc07530寒い中でしたが、暖かくして、外での活動。
講師は、センター所長の野口が務めました。




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講座が始まる前に、今日切り倒す木に、準備をします。目の前の木(太さ約30㎝弱、高さは20mくらいあるでしょうか。)にロープを引っかけます。

Dsc07531 Dsc0753210時に講座がスタート。
いきなりお芋の話からスタートです。



Dsc07533 Dsc07534里山保全の必要性、なぜいま里山が荒れているのか、という話がありました。

昔ながらの生活から文明の生活に切り替わり、薪や炭が使われなくなったこと、里山が荒れることで野生動物が人里に来やすくなってしまったことなど、里山保全活動の必要は感じられるものの、今は担い手が少なくなったり、里山の資源が活用されなくなってきたりと、その持続可能性にも多くの課題があるなと感じました。
そして、実際に木を切り倒す方法を確認し、いざ、外へ。

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空気は冷え込み、グラウンドには雪がまだまだ残っていましたが、
準備運動をして、いざ、森の中へ。
森の中は、ほとんど雪が残っていませんでした。
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今日切り倒す木は、あまりに大きく、人手では難しそうなので、
チェーンソーで切りました。
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なかなかの大迫力!
切った木の枝を皆さんで一つずつ切っていきました。
1本の木を切り倒すだけでも、その後の処理が大変です。
お互いに声を掛け合いながら、足の上に気を落とさないよう注意しながら作業しました。

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途中、「見てみて~!」と所長の声。
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切り倒したばかりの木の切り口から水が流れ出ていました!!
冬はあまり水を吸い上げないと言いますが、それでもこれだけの水が流れるほど、
木は水を沢山含んでいるのですね。
「おいしい」と言われ飲んでみたところ、木の香りがしておいしかったです。
(えぐみも感じられるという話もありましたが、そうでもありませんでした。)
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さて、それからは、薪割りタイムです。
水を多く含んだ丸太は割りやすく、時間が経ってしまうと割りにくいのです。
みなさん、交代しながら思いっきり?!薪を割っていました。

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先日のプレーパークで作ったジャングルジムにも登って、ハイチーズ!
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午後は、里山の資源の活用ということで、竹を使ってクラフトを行いました。
竹の靴ベラと、竹のコップを選んで作りました。

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ノコギリ、ナタ、やすり、ノミなどを使いこなし、
一人一人仕上げていきます。
節が硬い、うまく丸みを作れない、など少し苦労したところもありましたが、始まってやや1時間半。
みなさん、それぞれの靴ベラとコップを作ることが出来ました。

途中、上着を脱ぐほどの熱中して、体もポカポカ。


Dsc07618最後は、出来た作品を並べて、記念撮影!!
このように活用していくことで、循環が生まれる、これぞ、里山保全活動です。


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午後の始めに仕掛けておいたお芋も、いい仕上がり!
少々大き目のお芋でしたが、おいしく食べていただき、解散となりました。

玄関で靴を履く際にさっそく靴ベラを使う皆さん。
出来栄えはいかがだったでしょうか。

寒いかと思いきや、体も心もぽかぽかの講座となりました。
神奈川シニア自然大学校では、現在、2018年度入門コースの受講生を募集中です。
ぜひ、こちらのホームページもご覧ください。(高柳)

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