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2017年2月20日 (月)

お味噌の保管とダシ入り味噌

週末に実施した「特製☆黒川味噌仕込み」も無事に終了しました。
Dsc_8577 みなさんがタッパに詰めて持ち帰った味噌は、夏を越せば食べ始めることが可能です。
今、味見をすると塩の味しかしませんが、夏を過ぎれば、麹(微生物)が大豆を分解し、お味噌の味へと変わっていきます。
Dsc_8578 Dsc_8579 これも全て、麹(微生物)のおかげ。一番麹(微生物)が活躍してくれる環境に保管をした味噌が、美味しい味噌へとなるのです。
理想を言うと、2夏越した秋に食べ始めると、更においしい味噌へと熟成します。時間をかけると熟成が進み塩が馴染んでくれます。
当センターでは、北側にある工作室の押し入れを熟成場所にして、毎年保管をしています。

以前、作った味噌ではお味噌汁が美味しく出来ないとういう話を伺いました。よく聞くと、普段はダシ入り味噌を使っているとのこと。そのお母さんはダシを取ることを知らなかった様です。
Dsc_8566 それならば、出汁入り味噌を作れないか?
昨年は、昆布を刺して、出汁入り味噌を作ることに成功しました。昆布入り味噌はアミノ酸が出ていて、まろやかな味噌に仕上がりました。
Dsc_8571 今年は更に、乾燥椎茸を入れた、新たなダシ入り味噌を仕込んでみました。
(シイタケや昆布は味噌の中に沈めました。)
秋になったら、椎茸入り味噌の出来具合を報告させていただきます。(野口)

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