神奈川シニア自然大学校 専科コース森林生態科
本日は、神奈川シニア自然大学校「身近な植物の観察~野菜・果樹ができる仕組みを知る~」が行われました。
講師には、全国森林インストラクター神奈川会 内野 郁夫氏に来て頂きました。
今、私たちの食卓に出ている野菜のほとんどは、他の国の野菜だそうです。
日本原産の野菜は、わさび・みつば・うど・タラの芽・こごみ・自然薯等の山菜に属するものしかないそうです。
まずは、珍しい野菜の紹介からスタートしました。
アーティーチョーク・トマトにそっくりな北あかり・フェンデル・ブロッコリーの花・ルッコラなど。
次に、野生植物と栽培植物の違いについて学びました。
どちらにも利点があり、野生植物は種子散布に適している(椿が冬に花を咲かせる理由→虫が少ない→鳥に花粉を運んでもらう)ことや栽培植物は同時期に育ち、収穫に適しているということを知りました。
『私たちは野菜のどの部分を食べているか』というクイズもありました。
①野菜類…果実・蕾・花( )
②葉茎菜類…葉や若い茎( )
③根菜類…地下茎や根( )
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答えは!!
①野菜類…果実(ナス・かぼちゃ・ピーマン等)・蕾(ブロッコリー・カリフラワー等)・花(食用菊等)
②葉茎菜類…葉や若い茎(アスパラ・ネギ等)
③根菜類…地下茎や根(大根・人参・じゃがいも・にんにく等)
上記のような野菜があげられていました。
みなさんわかりましたか??
午後は外に出て、黒川の周りで育てている野菜を見に行きました。
外来種は生態系がしっかり組み込まれているところには生えずらいそうです。
また、似た仲間の花が咲く時期をズラすのは、花同士が交錯しあわないようにだそうです。
散策していると、日本アマガエルの声が聞こえてきました。
カエルがいるということは、黒川の自然が豊かだということだそうです。
カエルは皮膚が薄く、農薬などが撒かれているといなくなってしまうそうです。
まだまだ黒川の自然も豊かなことにホッとしました。
是非、黒川の周りの自然を見に散歩にいらしてください。
センターの紫陽花も雨の恵みを受けて綺麗に咲いています。
(藁谷)
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