親子アウトドア教室①~ブッシュクラフト~
本日、センターでは、親子アウトドア教室①~ブッシュクラフト~が行われました。
今回初の企画にも関わらず、47名の方にご参加頂く大盛況ぶりでした。
ブッシュクラフトキットを手に取ると皆さん興味津々。
講師には、ブッシュクラフト株式会社 代表取締役 相馬拓也氏にお越し頂きました。
まずは、キットの中身の説明を受けました。
フィンランド産のナイフ・ファイヤースチール(現代版火打石)・ファイヤーキャンディ(着火剤)・北海道産白樺薪などが含まれていました。
キットの入っている箱は紙でできており、道具の緩衝材も木でできていて、最後には全て燃やし切ることができます。
その後には「ブッシュクラフトとは何か」についての説明をスライドで受けました。
ブッシュクラフトとは、ナイフワークと火起こしから始まる『森と生きる知恵や心得』を言い、キャンプスタイルの一つだそうです。
登山などに出かけなくても、そこにある自然を楽しむことができます。
“ナイフと火打石を持ち、森の中に入って、コーヒーでも飲みませんか?”の言葉が印象的でした。
説明が終わると、外に出て実際に練習が始まりました。
◆まずは、薪を結んである麻ひものヨリをほどき、火の付きやすい環境を作ります。
◆ファイヤーキャンディを潰し、芯を出す。
◆ナイフで細い薪を作る。
薪割る時は、もう一つの薪を利き手で持ち、ナイフに垂直に叩きつけます。
◆フェザースティック(薪を毛羽立たせる)を作る
土に向かって垂直に木を向け、肩からストンと力を落とすように木の角を削ります。
みなさん、フェザー作りに夢中で、あっという間に時間が経ちました。
◆麻紐やファイヤーキャンディにメタルマッチで起きた火花で着火します。
ファイヤースティックは、ゆっくりとしっかりと擦り付けることが大切。
火が着いたら、フェザー(毛羽立っている方)を下にして薪に火が燃え移るように。
◆火が起きたら、マシュマロをトロトロに焼いてパクッ♪
みなさん自分たちで起こした火で食べ、アツアツのマシュマロを幸せそうな顔で堪能していました。
◆次は自然の中を散策しながら、どんぐり山の中から燃える材料(天然火口)になるもの探し。
シュラやヒノキ、タケノコの皮、枯葉など様々なものが炎の中に包まれていきました。
◆最後の片付けの方法もとっても大切。
地面に穴を掘った火床のたき火を鎮火し、痕跡を残さないようにする方法を教わりました。
最後まで薪を燃やし切り、水を少しずつかけ水蒸気爆発のようにならないように鎮火させます。手で土の温度を感じながら、土と灰や炭を混ぜ合わせます。
細かくなった炭や灰は森に栄養を与えてくれます。
マナーを守る人が増えれば、火を使える場所も増えてくるかもしれません。
今日は、1日がかりの盛りだくさんなプログラムでしたが、皆さん終始夢中になって、また目をキラキラ輝かせながら、楽しんでくれました。
災害時に便利なファイヤースチールも、いざという時に使う事ができないと困ってしまいます。
是非お休みなどを利用して、ナイフとファイヤースチール片手にセンターにも遊びに来てください。キャンプに行って実際に森の中でやってみるのもいいですね。
みなさんのチャレンジ話を楽しみにしております。
本日は、ありがとうございました。
(藁谷)
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