平成28年度のおさんぽくらぶが始まりました。
○本日の参加者…9名
お日様が出ていてとても良い天気です。今日は初めて来てくれた子も、何度か来てくれていた子も集合です。
子ども達から緊張した表情を感じつつも、笑顔でお返事をしたり手遊びを楽しむ姿から、元気が伝わってきました。
森にはこんなものがあるよ、こんなこともできるよ、と紙芝居で子ども達とお母さん方に紹介中です。
これからみんなで行く森の中は、とっても楽しいよ~。
森のようちえんでは、その時に子ども達が興味をもった遊びを大切にしています。
最初の30分程度は保護者の方と一緒に森の中で遊びました。土や木でできた階段を、ゆっくりと進みます。木の根っこや枝を指さしながら「これなんだ~?」とお母さんに1,2段進むごとに尋ねている子がいました。興味あるものがあちこちにあるようです。
どんぐり山の奥へ到着しました。
拾った大きな枝を、真ん中に穴の開いた切り株に差し込んでみました。まるで木が生えたみたいです。
こちらではミミズを発見です。
「ほら、みてごらん!」とお母さん。
子ども達はミミズをじ~っくり観察しています。
人生初めてのミミズだった子もいたようです。
こどもたちの『初めて!』に出会える私たちスタッフも、幸せだなぁと思います。
まだ2歳や3歳のみんな。きっと初めてが沢山で、色んな驚きに出会うんだろうなぁ…。
ブログなどを通して保護者の方へ、森での出来事をなるべく伝えていきたいと思っています。
「このはっぱなに?ぬきたい!」と笹の葉と奮闘中です。
お友達も一緒に引っ張ってみますが、なかなか抜けないようです。
長い竹を押してみるとよくしなります。親子一緒になって楽しそうに押していました。
お母さんと一緒に初めての森へ入ることが出来たので、こどもたちには安心感も生まれたのではないでしょうか。
親子分離の際も保護者の方には優しいお子さまへの声掛けで、背中を押して頂きました。
涙がでたりお母さんが恋しくなることもありましたが、そんな気持ちも大切に受け止めたいと思っています。
お母さんと離れるというチャレンジも、がんばったね!!
お母さんと離れたあとも、子ども達の遊びはまだまだ続きます。
冬を超えたどんぐりや、日陰に咲いたスミレの花をみつけました。見つけることができてとても嬉しそうです。
「トンネルがあった!穴が空いているよ!」と興奮して穴に駆け寄ります。落ち葉を掘ってみると中は濡れていました。「この葉っぱ白い!牛乳みたい!」と話しながら、モグラになって落ち葉のトンネルを掘って遊びました。
「これお顔みたい!」と穴の空いた竹の切りあとを見てみました。お口みたいにぽっかり空いた穴に、どんぐりや葉っぱのご飯をあげます。手を入れてみるとひんやりして気持ち良いのです。さらにその穴で、みんなで特製のカレー作りもしました。
大きな木の根っこに、座るとちょうどいい大きさのくぼみがいくつもあります。「ここが運転席!バスだよ!」とくぼみに座ってバスの運転手さんになってみました。
かわいい葉っぱや竹の子の皮など面白いものがあちこちにありました。また、側溝に水が溜まっている場所を渡ってみるチャレンジをしている子もいました。他にも、葉っぱ釣りや、崖登りでも遊びました。
1時間以上も離れて過ごすことは、お母さんも子ども達も初めての経験だった方が多いのではないでしょうか。最初は何人も泣いている子がいましたが、最後の方では森の中の遊びに興味を向けていました。自然の中にはいろんな遊び道具があるんだな、と発見することの多い回だったようです。子ども達の遊びがどのように変化していくのか、この1年楽しみですね。
本日ご参加いただきました皆様ありがとうございました。またのご参加をお待ちしております。(片岡、黒田)