おさんぽクラブ~雨ガッパを着て元気にGO!~
今日のおさんぽくらぶの参加者は13人でした。
スタートから小雨の中、みんなで雨ガッパを着て森へ出発しました。
階段、斜面、平らな道もいつもなら軽々行けるんですが、
雨が降ると土が泥になっていたり、落ち葉が雨に濡れて滑りやすくなってしまいます。
ぬかるんだ道も子どもにとってはその感触が楽しく、長靴でグッチャグッチャ。
そして動かなくなり困った顔で見上げる子。「どうしたの?あ!足が抜けなくなっちゃった?」
うなずいた後、どうやったら抜けるかを考えていました。
スタッフが泥で大きなお団子を作ってくれました。それを見てびっくりする子、興味津々にのぞき込む子、軍手を外してお団子を作る子と様々でした。泥で汚れた手は、葉っぱについた雨水でこするとだいぶ綺麗になりました。
荷物置きに使っているブルーシートも、色んな形に変化しました。
その① 木と木の間に覆って、屋根を作りました。その下を劇場にし、葉っぱをチケットにして入場し、漫才を観劇しました。
その② 細長く折りたたんだ両端をスタッフが持って、汽車にしてみました。
その③ スタッフが両端を持って、ハンモック遊びもしました。
ただの土、でも子どもにとってはこれも遊びになるんです。
一人で土を掘っている子がいました。掘った土を山にしてそこにどんぐりの帽子を埋めていました。可愛いガーデニングですね。
スタッフ対男の子で、戦いごっこもやってます。棒を銃にして追いかけっこでした。
曲がった枝を見つけて手に入れたい、さあどうしよう。それを釣竿にして、「釣れたよ!!」釣れた物は・・・。
一年前の春、おさんぽくらぶに初めて参加し、いつもどんな時もそばにいたお母さんと、離れるの初めて体験した子ども達が多くいました。一年経過した今では「行ってきまーす!」と元気よく言って離れ、「ただいまー!」と誇らしげに返ってくるまでに成長しました。
参加者のお母さんからのお話をいくつか紹介させてください。
【今まで泥とか触ることが出来なかったんです。おさんぽくらぶに参加してから、泥を自から触って遊ぶ事が出来るようになりました。】
【公園に行ったとき、自然の中から遊ぶものを見つけて遊ぶようになりました。】
【おさんぽくらぶで初めて子どもと私(お母さん)が離れ離れになったんです。泣いて泣いて泣き続けていた子どもでしたが、グラウンドに戻ってきた時に“にっこり”と笑って帰ってきたんです。そしてポッケから差し出してくれたタンポポ。「はい。お母さんに摘んできたよ。」と、渡してくれたんです。】
グラウンドに帰ってきた子ども達はお母さんのいるお部屋のベランダの柵に捕まってました。お母さんに森であった出来事を伝えたい思いが背中から感じます。
この一年間、おさんぽくらぶに参加していただき、ありがとうございました。
子ども達と一緒に過ごさせていただき、運動能力も心の成長も見させていただけて本当に嬉しく思います。ありがとうございました。(菊地)
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