神奈川シニア自然大学校 里山保全科 活動
今日は、神奈川シニア自然大学校 里山保全科の日でした。
師走の声を聞いて黄葉・紅葉の木々に囲まれたセンター。
所長が講師を務めました。今日は、竹をテーマに寒さにも負けず野外で活動していました。
竹がテーマなので、竹ご飯も作ろう!ということで、まずは、竹ご飯の説明から。
今日は、電車の遅延等もあり、集合が遅れましたが、小雨降る竹林へいざ出陣、さっそく外へでました。
途中センター内の畑に立ち寄り、晩秋の実り、真っ白な大根一本と、緑、色濃い小松菜と春菊を収穫しました。
そして、落ち葉がつもるどんぐり山を下っていき竹の切り出します。斜面に生える少し根元が黄色になっている竹を選び、「この竹にしましょう」の所長の一声。3年物の太い竹を切りだし、えっさえっさと作業場へ運びこみます。
今日の午前中は竹ごはんをつくりました。両隅を節で遮断された竹の筒をつくり、小さな窓を開けます。そこから米を2合ほど竹筒に投入し、水を入れてがしゃがしゃと振れば米研ぎ完了、きれいな水に入れ替えて、かまどで一気に炊き上げます。
心配無用。竹筒内の水のお蔭で、薪でガンガン強火にし、竹筒が炎に包まれる勢いで炊いても、大丈夫でした。
ふっくらほっこり大成功、野趣豊かな竹の香りも芳醇な竹ごはんの出来上がりです。
一方、別チームはセンター名物ロケットストーブを使って、とれたての産地直送大根と小松菜、春菊の味噌汁づくり、味噌はこれまたセンター自家製の名物味噌。まずいわけがない。
メンバー、講師他全員揃っていただきまーす。「なんて素敵‼ 素朴なランチ」
午後は前回作った、竹の靴べらづくりに再挑戦しました。そもそも、前回苦労をして作った靴べらが、反ってしまったと報告が多々入り、「これはいかん。再挑戦だ。」と今回のリベンジに至りました。2回目のこともあり皆さんコツはすっかりつかんでいらっしゃり、1時間半で仕上げる快挙でした。
今回は、お楽しみ半分、という活動になりましたが、このお楽しみも、里山保全活動の醍醐味なのです。
次回は、年明けにまたどんぐり山の整備をする予定です。
神奈川シニア自然大学校では、次年度、通年で行う「入門コース」の受講生を募集中です。詳しくは、ホームページもご覧ください。
http://k-sns.org/ (センターも共催として実施しています。)(高柳)
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