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2015年11月 5日 (木)

神奈川シニア自然大学校「里山保全科」靴ベら作り

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神奈川シニア自然大学校の里山保全科の活動を行いました。

参加者は10名です。講師には、いつもお世話になっている田中さんをお迎えし「竹の靴ベら」作りに挑戦しました。
この竹の靴ベらは、普段、センターの玄関に設置しています。
柄が長く、あまりかがまずに靴が履ける優れものなのです!
利用者の方にも好評で、自分も欲しい!という声から、今回の活動に繋がりました。

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まず、竹をのこぎりで切ります。節がかかとにあたる部分にくるように切ることがポイントです。

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次は、切り口に印をつけ、ナタで竹を縦に割ります。ナタを竹に食い込ませることも、実際にやってみると意外に難しいようでした。ゴムハンマーでナタの刃がまっすぐになるように、叩きながら割るときれいにパカッと割れるそうです。

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竹の節をとり、緑の皮を薄く削りとった後は、ノミを使って靴ベラの形に掘っていきます。
薄い方が使いやすいものの、削りすぎると割れてしまうので、慎重さも必要な作業です。
皆さん夢中で作業していたので、部屋に竹を削りだす音だけが響いている時間もありました。

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切ったり掘ったり削ったりの作業を、皆さん長時間集中して制作されていました。作ってみると、1本の竹べらに沢山のコツや工夫があって、使う人に優しく作られていることが分かりました。
この後、靴ベらの柄をまっすぐにするために、木に縛って3か月ほど乾燥させます。思わず今すぐ使いたくなる、素敵な靴ベらが出来上がりました。(片岡)

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