どんぐりの穴
日に日に寒さが増していってますね。
9月ののあそびくらぶで、拾った大量のどんぐりに変化が起きていました。
拾った時は、きれいなドングリばかりだったはずなのに、大きな穴がたくさん空いています。
後から入ってきたのか、出ていったのか。
気になったので、穴の開いたどんぐりを割ってみました。
中の実は、くり抜かれたような跡と大量の糞。
幼虫は見当たりません。
きっと、中でどんぐりの実を食べながら成長して、殻を突き破って出てきたのしょう。
拾う時に、なぜ穴に気づかなかったのでしょうか。
調べてみると、納得しました。
まだどんぐりが若い、緑色の時に小さな穴をあけて卵を産み付けるから、どんぐりが大きくなるうちに穴が目立たなくなるそうです。
きれいなドングリだと思って拾って帰っても、中には幼虫が眠ってる可能性があるのです。
という事で、穴が空いてないどんぐりを調査!
いない…。
どんぐりを割り続ける事5分。
よーく見ないと分からない程小さな穴が空いたどんぐりを発見。
「これは…!」と思い、さっそく割ってみると、、
いましたー!
元気に動いています。
これは「コナラシギゾウムシ」の幼虫です。まだ小さいですね。
予定より外の世界に早く出されてしまい、焦っている様に見えます。
(ごめんね…)
撮影終了後、土に返しました。
釣り好きの所長によると、川釣りのエサに最適だそうです。
普段気にならない事も、少し掘り下げると新しい発見に出会えるのだと、実感した時間でした。(関口)
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