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2015年9月 3日 (木)

緑のどんぐりはなぜ落ちているのか?

いま、センターの入り口付近には、緑のどんぐりがたくさん落ちています。
しかも、葉っぱを付けたまま、です。

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さらに、落ちているどんぐりの枝は、何かですっぱり切られたかのような平らな断面。
風で落ちたにしては、不自然な気がしたので、調べてみました。

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木が弱っており、実を作るエネルギーをセーブするため(実を作るのは、木にとってはかなりエネルギーを使うので)、自分で実を落としている、という説もありましたが、
どうやら、犯人がいる説にたどり着きました。

犯人は、チョッキリ または ハイイロチョッキリ という虫のようです。

実がまだ柔らかいうちに卵を産み付け、それを枝ごと切って、地面に落とすそうです。
幼虫は、どんぐりの実を食べて育ち、大きくなると、殻から出てくる。
そして、幼虫のまま、土の中で越冬し、春になると成虫になるそうです。

ということで、よく見てみたら、、、、
証拠がありました!!

どんぐりの帽子に穴があいていました!

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さらに、帽子をとってみると、

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ちゃんと、どんぐりの実にも穴が空いています!
ここまで来ると、事件を追いかけている、刑事さんの気分です。
中を見ずにはいられません。


ということで、どんぐりを割ってみました。カッターで切ったのですが、意外とやわらかかったです。

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いましたー!!
小さな卵が産みつけられていました。
(ハイイロチョッキリさん、大切な命をごめんなさい。)


そして、ここまで来ると、ハイイロチョッキリはどのように枝を落としているのか、何のために枝を落とすのか、一回でどのくらいの卵を産み付けるのか、いろいろ気になります。
だれか、自由研究で調べたら、ぜひ教えてください。(高柳)









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