ふたたび、イロハモミジ
ふたたび、イロハモミジの話題です。
先日、かわいらしい花をつけていたイロハモミジ。
満開の季節が過ぎると、今度は、実をつけて子孫繁栄の準備です。
イロハモミジの種子は、とても特徴ある形をしています。
何に見えますか?
実は、このプロペラのような形をしているのは理由があります。
樹は動くことが出来ないので、何らかの方法で種子を他の場所へ運び、子孫を反映させなければなりません。
この、イロハモミジは、風の力を利用して、種子を飛ばすという風散布という方法を使うので、より遠くまでとばしやすいように羽をつけているのです。
植物の知恵というものは、本当に奥深く、理にかなっているなぁと感心させられます。
個人的には、植物の名前を覚えるより、そういった原理や仕組みを考えて観察するのが好きです。
実は、この原理を利用したクラフトがあります。
センターの入り口にも展示してありますが、簡単にできるものなので、ぜひ、雨の日のプログラムや、環境学習としても取り入れてはいかがでしょうか。(1個500円で販売しています。当日、窓口に声をかけて頂ければ、お渡しできますが、大口の場合は、事前にご相談ください。) (高柳)
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