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2015年3月 1日 (日)

ネイチャーボランティア第67回報告

今日から3月、そして日曜日ですので、ネイチャーボランティアの活動日でした。

本日は、公害対策・公害予防、環境保全活動等を行う環境再生保全機構の職員の方にもご参加いただき、参加者11名、講師(やまぼうし自然学校)8名、インターン生1名の合計20名で活動を行いました。
今日は、「竹ドームテント」を作成します。センターの敷地内には竹が生えていますが、やはり定期的なメンテナンスが必要です。その竹をただ燃やすのではなく、今回は竹を組んでつくるテントの梁に利用します。
○10:00 活動開始

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活動開始から雨が降り始めていたので、タープ(ブルーシートのテント)の下で準備体操を行いました。

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そして、ドームテントに使う竹を切り出しに行きます。切り方をやまぼうしの講師の方に教えていただき、切っていきます。竹は、繊維が縦に入っており固いので、切り方を失敗すると切った部分が跳ねてけがする場合があるので、注意が必要です。

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切った竹は、作業場所まで運んでいきます。朝準備体操をしたタープの下でドームテントを作成するので、そこまで運んでいきました。
ここからは、竹をドームテントの梁になるように工作です。

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まずは、長さを揃えるところからスタートです。長さを揃えた後は、竹を割り、竹の梁になるように作っていきます。

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使うのは、この道具です。これを竹の上の方からはめて使います。ちょうど中心になるようにしなければ、割れた後には太さが違ってきてしまうので声を掛け合いながら中心にはめます。

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はめた後は、二人で押すと割れていきます。女性でもコツをつかめば上手に割れます。

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竹は割っただけでは、節が残ったりサカムケのように毛羽立っているので、きれいにしていきます。この作業の間は、皆夢中になり、無言の時が流れていました。

○12:00 昼食
今日もおいしくみなさんでカレーをいただきました。写真には残しませんでしたが、今日のカレーは隠し味入りで、何が入っているのか当てながら、鍋が空になるまで食べました。
○13:00 ミニ講義

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午後の作業の前に、やまぼうし自然学校の山口さんから、竹についての講話をいただきました。竹は、成竹になるには2~3か月かかりますが、10日ほどでその高さまで伸びてしまいます。一日で121㎝伸びたという記録もあるそうです。生えてきたと思ったら、あれよあれよと伸びていくので、不思議です。そして、竹は色々な場面で使われています。かつては、民家裏や河川の土手に植えて、地下茎を網目状にめぐらす性質を活かし、土砂崩壊や水害防備の役割を果たしていたそうです。
○13:30 午後の作業開始

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午後はいよいよドームテントを組み立てていきます。ドームテントは、スタードームともいわれるように、竹を上下重ねながら、星形を作っていきます。設計図を基にしながらも、ん?と頭にクエスチョンが飛びながら、頭を寄せ集めながら作っていきました。写真で、星形ができているのが分かりますか?

P1130789重なりを仮止めして、一人一本ずつの脚をもつと、見事にドーム状になりました。

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さらに、斜めに梁を渡すと、天井だけではなく横にも星形が表れてきます。この星の形をバランスよく作ると、きれいな半球になっていました。

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竹は、細くすればしなることもできますが、丈夫なのでこの出来上がったテントからブランコを下せば、大人でも乗ることができました。

P1130813作業の後には、恒例のツボ焼き芋でほっくりしながら振り返りを行い、活動を終了しました。今日の活動は、竹を切るところからスタートしてドームテントを作るところまでの流れを行ったことが、いつも以上に達成感があったように思います。このドームテントは3月15日の自然体験フェスティバルで、ネイチャーボランティアのコーナーに展示される予定です。(ブランコはありません。)ぜひ、活動の様子も知っていただければと思います。そして、より多くの方と一緒に活動し、センターの森を守っていけたらいいなと思います。(岸本)

 

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