黒川/里山満喫プログラム 特製☆手づくり味噌 2日目
本日の味噌づくりのプログラムは、54名の方にご参加いただきました。
味噌は、夏に仕込むと雑菌が入ってしまうので、寒いこの時期がベストシーズンです。昨年は大雪により一日味噌づくりができなかったのですが、今年は二日間ともに天気に恵まれました。今日はポカポカ春のような陽気でした。
今日も朝から、大豆をコトコト大鍋で煮ながら、皆さんの到着をお待ちしておりました。
大豆の成分であるサポニンが出てきています。
○10:00 開始
今までに味噌を作ったことがある人!と聞いたところ、ちらほらとしか手が挙がっていませんでしたので、今日は、初めてご参加いただく方が多かったようです。
○豆腐作り&麹・大鍋見学
豆腐作り→麹・大鍋見学のチームと麹・大鍋見学→豆腐作りの二つのチームに分かれて作業開始しました。
<豆腐づくり>
水に一晩つけておいた大豆をミキサーにかけていきます。ミキサーにかけた後は、大豆のカラと中身に分けるため、布で濾していきます。この時の「カラ」は、おからです。豆腐作りでは、捨てるところなく、大豆を使い切ります。できたおからは、自宅に持って帰って美味しい料理に変身させてくださいね。
煮あがったら、にがりを入れたボウルに移して、しばらく置いておきます。
お昼ごはん時にはおいしくしあがっています!
<麹・大鍋見学>
室内に戻り、麹も味見していただきました。甘いんです。麦麹・米麹とちょっとずつ味も見た目も違います。
そして、過去からの味噌も味見していただきます。2年ものが一番美味しいといわれています。4~5年すると味噌の風味が飛んでしまうので、大体3年くらいで食べきるのが良いようです。今日も米麹味噌、麦麹味噌それぞれ過去3年分と、今年仕込んだものとを食べ比べていただきましたが、お好みの味は見つかったでしょうか。
○12:00 昼食
○13:00 みそ仕込み
そして、ミンチが終わった樽を見ていると・・・なんだか某スイーツの様ですね。実際、ボウルに残った大豆をつまみ食いして、「あま~い!」という声も聞こえました。大豆は甘いんです!つまみ食いでも、大豆本来の味を知っていただいたのは、とてもうれしいことです。
大豆がアツアツだと、麹が死んでしまうので、ほんのり冷やしますが、塩を先に入れることで、大豆の温度も下げてくれました。
シャッターチャンスといわんばかりに、皆さん興味津々で釘付けになっていました。
おいしさのポイントの二つ目は、この先、各ご家庭で保管される環境です。それぞれのおうちの環境は異なりますので、同じ仕込んだ味噌でも、例えば来年持ち寄っていただいた場合には違う味になっています。不思議ですが、それがまた魅力の一つです。また来年、どんな味に仕上がったのか感想とともに、プログラムにも参加していただければと思います。本日ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
黒川で作ったみそを使った大鍋祭りは来週の日曜日です。皆様のご参加をお待ちしております。(岸本)
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