のあそびくらぶ ~家とバーベキューとシチューと・・・~
のあそびくらぶのご報告です。本日は、19名の子ども達が参加してくれました。
さて、いつも通り、お約束を終えると、「こっちへ行こう!」とさっそく山の上へ。
勝手知ったる道をずんずん進んでいくと、なぜか、開かずの扉が開いている場所がありました。
「こっちへ行ってみる?」と聞くと、「行ってみよう!」という意見と「こわいからやめておこう。」という意見がありました。「行ってみよう」派が先を進んでいくと、あとからみんなもついてきました。
途中、道なき山の斜面を下ってみることにしました。
スタッフも初めての斜面を開拓したので、先を行き、安全を確認して、
子ども達にゴーサイン!
急な坂道を、恐る恐るスタートする子ども達。
真剣な表情から、ドキドキしている様子が伝わってきました。
このような本気で取り組む体験をすると、子ども達は一回り大きくなりますよね。
滑り終えた子ども達からは、安堵の表情とともに、できた!という自信のような表情も
見られました。
今日は、家づくりに取り組んだ子がたくさんいました。
竹を運び、石を運び、その石をいすやテーブルに見立てたり。
途中で、「のこぎりないの~?」という声が聞こえてきましたが、ないことを伝えると、ない中でも引っ張って抜こうとしたり、短い物を探したりと、工夫していました。
石で石を研いで、テーブルづくり。
途中、大きな石を転がして運んでくる子がいました。坂道を転がしてみると、勢いよく転がっていきます。
下では他の子も遊んでいるので、「転がす時は声をかけるんだよ。」と伝えると、次の時はちゃんと、「転がるからどいてー!」と声をかけていました。短い時間でも、成長が見えます。
バーベキューの準備をする子たちもいました。
木をせっせと運び、中に白いカビがついているものがあると、「これはダメ!」と選別し、たくさんの薪を広げていました。
いつ始まるのか、とわくわくしながら待っていると、バーベキューは来週開催、とのこと。
先の予定まで考えて遊んでいるんですね。
さて、こちらでは、ドラム缶の中を棒でつっつき、ひっかきまわし、なんと、「シチュー作り」です。途中、「どんぐりが足りないんじゃない?」と言いながら、どんぐりや葉っぱを拾ってきて、入れてはまたかき混ぜます。
すると、「シチューになる!」と入り始めました。
これには笑えました。シチューになってしまうなんて、子ども達の頭はやわらかい!!
おいしい、かわいいシチューが出来上がりました。
ほかにも、穴を掘ったり、芽が出ているのを発見しては見つけたよー!と大きな声でお友達に教えたり、自然の中での1時間半はあっという間です。
「小学校になってものあそび、あるの?」とさみし気に聞いてきた年長さん。
今のところ、センターではそのような機会はないのですが、
今後、考えていきたいと思います。
ここで培われた工夫する力や自然の中で遊べる力、危険を感じ取る力は、今後の生活に
活きること、間違いなしです。
今日もご参加いただき、ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしております。(高柳)
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