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2014年12月 2日 (火)

栗木台小学校5年生「里山の授業」

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本日、栗木台小学校5年生のみんなが、センターに訪れ、「里山の授業」行われました。

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集会室に集まった子どもたちに、「本来の里山はどういうものか」「黒川の里山としての姿」「センターで実施している今の里山の役割や活動について」話をさせてもらいました。
本来里山とは、家の近くにある雑木林のことを言い、生活に必要な薪を集めたり、畑等に必要な堆肥を作るため、落ち葉を集めたり、草を刈ったりしたしていました。しかし、石油やガスや電気のおかげで、薪は必要なくなり、堆肥は化学肥料へと変わっていき、里山の必要性が薄れてしまいました。

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センターでは、「みんなが集える森」、「子どもたちが安全に遊べる森」を目指して、月1回のネイチャーボランティア事業を実施しています。木を切って薪にしたり、下草を刈って風通しを良くしたり、落ち葉を集めて堆肥を作ったりしています。その結果、森に光が入り、下から新しい命が芽吹いてきます。
後半は、実際にセンターの自然を見てみようということで、グラウンドへ。

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昨年選定した、シラカシの巨木。この木が枝を張って光を遮ったために、周りの木が枯れたり、光をほしがって、横に伸びたりしている状態を見てもらいました。

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以前に切ったシラカシの切株から、たくさんの枝が出ている「ひこばえ」を見てもらいました。根がしっかり張っているため、切株から出た枝の育ちが早いことを伝えました。
10年以上前に植えた「ほうの木」が、周りの木によって光を遮断され、成長が妨げられている状態を見て、手入れの必要性を実感してもらいました。

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また、センターの斜面にアジサイを植え、春にアジサイロードを作る計画についても伝えました。
次回12月11日は、センターの森で実際に里山の手入れ体験を行います。
実体験を通じて、身近な自然に興味をもち、黒川の森を地域全体で手を入れ、育てていければ嬉しいです。(野口)

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