栗木台小学校5年生「里山の授業」
本日、栗木台小学校の5年生160名が「里山の授業」のため、センターに訪れました。
前回の里山の授業では「本来の里山とはどういうものか」「黒川の里山としての姿」「センターで実施している今の里山の役割や活動について」話をしました。
その授業を受けて、子どもたちは4つの作業を計画し、今回はより実践的な、里山体験を行いました。
以下の4つの内容を実施しました。①枝拾いと飾炭作り。②落ち葉集めとカブト虫の住家作り。③薪割り体験。④竹柵修理。
この授業を行うにあたり、ネイチャーボランティアで講師をお願いしている「やまぼうし自然学校」の皆さんにもスタッフとして参加していただきました。
①「枝拾いと飾炭作り」では、センターの敷地内から焚き木となる枝を集め、ファイヤー
サークルで火を焚きます。
その火の中に、松ぼっくりを詰めたせんべい缶を入れ、飾炭を作りました。缶から出ていた白い煙が透明になれば完成です。缶を冷まして蓋を開けると、松ぼっくりや落ち葉が、黒い飾炭になっていました。
②「落ち葉集めとカブト虫の住家作り」では、落ち葉を積んでいた場所を掘り、堆肥となった土を畑に運びました。作業の途中、カブト虫の幼虫もたくさん出てきたようです。
掘って穴が開いた堆肥場にグラウンドから、落ち葉を集め積み上げました。こうして、新たなカブト虫の住家ができました。
③「薪割り体験」では、玉切りの薪を運んで、手動薪割り機やクサビを使って薪割りに挑戦してもらいました。手動薪割り機は油圧の力でMAX10トンまで力が出ます。
太い薪でも切り裂く破壊力は子どもたちを夢中にしていました。半分に割れた薪は、更にクサビを使って割っていきます。大きなハンマーで割るのですが、うまく割れた時は気分爽快です。
④「竹柵修理」では、壊れた竹柵を見つけ、竹を縛って柵を直してもらいました。
3班に分かれて、竹を切り、棒を使って枝を払い、柵に合わせて長さを揃えます。切った竹を杭に縛れば柵の完成です。立派な柵が出来上がりました。
今回行ったそれぞれの体験作業は、里山の自然を守るために必要な活動です。体験を通じて里山に手を入れることの大切さに築いてもらえれば何よりです。(野口)
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