のあそびくらぶ~秋の小雨は南極だ!~
のあそびくらぶ活動のご報告です。22名の子ども達が集まってくれました。雨の時は、色とりどりのレインコートを身にまとい、ニコニコ笑顔で森へと出かけていきました。
今日は涼しい空気。森の中へ入ると「南極みたいだー!」と叫ぶ子もいました。凛とした空気を「南極」という言葉で表現していました。子ども達の感性から出た素敵な言葉ですね。
最初は落ちている竹を手に、たたきます。ひたすらたたきます。コンコンと叩いてウォーミングアップ。ここから竹を使った遊びが広がっていきました。
竹を楽器にして遊んでいました。木琴のようです。「(竹が)同じ長さじゃなきゃいけないんだよ」こだわって楽器をつくっていました。
作業用?に竹を使う男の子たち。重くて使いづらそうな子がいた時に「長くて軽いのがいいよ!」とアドバイス。その後、長くて軽い竹を「ナガカル!」「ナガカル!」(長くて軽いの略)と呪文を唱えながら探していました。どんな竹が遊びやすいか・・・自分で考える力を育てていきます。
竹の上に乗ってすべっていきました。それを見ていた子が「魔法近いみたい~」と言って笑っていました。
戦いごっこ!
竹を使って女の子達がベンチを作っていました。子ども達にピッタリサイズの素敵なベンチができていました。
竹で柵の上をとんとん叩いている男の子達がいました。クモの巣を竹でやっつけていました。自称「クモ・ハンター」と名乗って嬉しそう。クモ・ハンターは様々な場所にある巣を退治して大忙しでした。
女の子達が竹ベンチに座っていると男の子達がやってきました。「男子は来ないで!」と女の子達。すると、ベンチがいつのまにかシーソーに変身。女の子がシーソーしていると男の子たちが再びやってきます。シーソーも二手に分かれ、女の子VS男の子となり、最初は「男の子やめて・・・!」なんて言っていた女の子達ですが、自然と一緒に遊んでいました。遊びが変化し、遊ぶ人も変化していきます。最初は「女の子達だけで」と思うところもあったかもしれませんが、自然と男の子を受け入れていました。
やっぱり、みんなで一緒に仲良く遊ぶのが楽しい!子ども達自身が気付いたようです。
竹の上でバランスをとります。
今日は、みんな竹をつかった遊びを主に行っていました。最後、解散後に、竹と別れるのが悲しくて泣いている子がいました。その子はのあそびくらぶの間、ずっと竹を持って遊んでおり、坂道も竹を持ってずっと一緒にいました。竹へと愛着が生まれたのですね。
「蚊がいるからいやだなー」と言っている子もいました。自然の中には虫がいるし、蚊もいるし、いいことばかりではないかもしれません。それでも、遊びに夢中になれば、嫌なことも気にならなくなります。歩きながら「今日も楽しかった!」と呟いていた子もいました。雨も自然の一部であり、雨でも楽しく遊べる!ということをこの「のあそびくらぶ」で感じてもらえれば嬉しいです。
またのご参加お待ちしております!ありがとうございました!(岩井)
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