ネイチャーボランティア 第56回報告
本日行われた、ネイチャーボランティアの報告をいたします。
本日の参加者は、やまぼうしスタッフ6名、参加者12名、センター職員4名の計22名でした。
○10:00 開始
今日はあいにくの雨模様でしたが、多くの方にお集まりいただき、午前中は、前回のネイチャーボランティアで倒した木や竹を運び、住居跡を整理しました。
そしてもう一つ、斜めに生えて、根元に空洞ができていた木を伐採することにしました。この木、実は2本。整理するチームと木を切るチームに分かれて作業しましたが、木を倒す際は、みんなで協力します。ロープを引っ張って、倒していきました。1本目はスムーズに倒れ、処理まで午前中で終了しました。
2本目も午前中に切れたのですが、隣の木の枝が絡まり、なかなか倒れてはくれませんでしたので、お昼を挟んでから倒す作業を行いました。
今日の活動には、普段この里山で自主保育活動をしている方も、家族で参加していただきました。子どもたちも一緒に、住居跡の整理をしてくれましたので、午前中のうちにすっかりきれいになりました。
整理しながら、朽ちた竹などは、二次燃焼ストーブの燃料にし、暖をとりました。この雨の中でしたので、うまく燃えるか不安でしたが、見事に燃焼されました。この二次燃焼ストーブは、煙がほとんどないのが特徴で、所長の手作りのものです。自然も人間の手をほどよく入れることで、より快適な自然に生まれ変わっていくことが実感された午前中でした。
○13:15 昼食後
講師のやまぼうしさんから、「ブナの話」のミニ講座をしていただきました。
ブナは、落葉広葉樹林で、低山帯に分布していることや、日本にしか生えていないことなどのお話がありました。クイズ形式でお話しいただき、楽しく学ぶことができました。
また、ブナは、漢字で表すと「橅」と書くように、「木材」としての用途がなく、日本では重宝される木ではありませんでしたが、1年間に1ヘクタールあたり10トンの枝葉を落とし、土壌にたくさんの栄養を供給してくれる大事な木であることもお伝えいただきました。
○13:30 午後の活動
午後は、午前中に切った木を倒そうと作業しました。しかし、なかなか倒れません。
全員の力を合わせて、やっとのことで倒れました。「倒れた!」とすっきりした気持ちになったところで終了時間となりました。この木の片づけは次回以降のネイチャーボランティアで行います。
このネイチャーボランティアの活動も、今回で丸5年がたちました。この里山が大人だけでなく子どもたちにもより安全で快適な場所となるよう、活動を継続してまいりたいと考えておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。(岸本)
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