携帯用「ウッドガスストーブ」
先月のネイチャーボランティアで活躍したドラム缶の「2次燃焼ストーブ」。手軽に持ち運べる小型版携帯用が作れないかと調べて見ると、すでに「ウッドガスストーブ」または「ネイチャストーブ」という名前で作っている方がいました。
インターネットの情報をもとに、100均のオイルポットとスチール缶を使って製作を開始しました。
使う道具は、ドリルと金切ハサミです。
写真の様な3つの部品を作ります。左からオイルポットの蓋、中央は燃焼用の空き缶、右は外側のオイルポットとなります。
蓋は、金切ハサミを使って、燃焼用の空き缶のサイズに合わせて切れ込みをいれ、空き缶がはまるように細工しました。
燃焼用の空き缶は、ドリルを使って底の部分とその周りに空気穴をあけました。底の穴は6ミリ、周りは8ミリ。
缶上部の2次燃焼用空気穴は4ミリで開けてみました。
3つの部品を組み合わせれば、ウッドガスストーブの完成です。
落ちている枝や松ぼっくり等を燃やして、お湯を沸かすことができる携帯用のストーブです。作ってみたいと思いませんか?
燃焼実験を行いましたが、1ℓの水を25分で湧かすことができました。ウッドガスストーブの名前の通り、缶の中で燃えた枝等から、可燃性のガスが発生し、上部の穴から吸い込んだ空気と可燃性ガスが二次燃焼をおこし燃え上がるという構造です。
木質ペレットでも試しましたが、しっかり二次燃焼をしてくれました。
穴の大きさや缶の大きさなど、更に良く燃えるよう、改良の余地はありそうですが、ひとまず成功と言えるでしょう。もう少し研究を重ね、ウッドガスストーブ作りの講習会を開きたいと考えています。(野口)
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