本日は、天気も無事に回復し、くろかわ/里山満喫プログラム「特製☆手作りみそ」を開催いたしました。
大鍋に大豆を煮ております。大豆も皆さんの到着を待っているところでしょうか。
幼稚園、保育園に通う子達から3世代で御参加いただいた方、昨日の親子アウトドアに参加予定だった方も加わり、合計64名の方に味噌づくりを体験していただきました。
プログラムは、大豆クイズからスタートしました。これから作る、味噌・豆腐について、「まめ」知識をつけていただきました。全部当たったよ!という班もたくさん。その後、豆腐・味噌の作成に入りました。前半後半に分けて、味噌・豆腐を交互に作りました。
~豆腐づくり~
水につけてやわらかくした大豆をミキサーにかけ、こし布でしぼります。すると、こし布には「おから」、鍋には「豆乳」ができました。豆乳は火にかけると、モコモコと泡立ってくるので、目を放すとあっという間に溢れてしまうので、要注意です。みんな上手に豆腐が出来上がりました。
豆腐は、お昼ご飯にいただきました。
~みそづくり~
午前中は、大鍋で大豆の具合を確認です。大豆の具合を見た後に米麹、麦麹、2012年製、2013年製の4種類の味噌を味比べしてもらいました。同じ麹を使っても、1年経つと色も味も違っています。同じ年に作っていても、使う麹が違うと、これまた色も味も違っています。皆さんのお好みはどれでしたか??1年後に「味噌」として食べられますが、手づくり味噌は、2年おいた方が熟成されておいしいという話もあります。すると、今日作った味噌は、2015年より2016年がおいしい頃でしょうか。
お昼をはさんで、午後から味噌の仕込みです。
お昼には、自分たちで持って来ていただいたおにぎりやご飯、午前中に作った豆腐、2012年の米麹みそ、麦麹みそをあわせた味噌汁もいただきました。「味噌だけじゃなくて豆腐も作れてよかった!」「おいしかった!」という声もたくさんいただきました。
午後、麹の仕込みの様子を、パワーポイントでお伝えした後、煮上がった大豆をミンチにしました。
まずは、グラウンドの大鍋から、大豆を運びます。みんなで頑張りましたが、間違いなく、この2人に殊勲賞をお渡ししてよいのではないでしょうか。
ミンチはミンチ器でグルグル回します。あまり家にある道具ではないので、みんな興味津々、なんと22kgの大豆をミンチした班もありました。
ミンチした大豆は、いよいよ麹・塩と混ざり、発酵に向けて準備されていきます。
混ざる瞬間、麹菌が空気中に放出されているのが、分かりますか?
全てが混ざったら、一旦完成です。麦麹、米麹の味噌を作ったので、一つのタッパにハーフ&ハーフで詰めたり、大人数で参加していただいた家族は一つずつ詰めていってました。
最後に、「塩ふた」をして、カビを防ぎます。しかし、無添加味噌ですので、どうしてもカビが生えてきます。カビが生えた部分をとって味噌を味わってください。
昨年、塩で蓋をして、「しょっぱくなった」という声もありましたので、ラップで蓋をしてもらったり、塩ふたの場合は、塩を薄めにしてもらうようにしてもらいました。
さて、今年の味噌はどんな味でできあがるでしょうか。
保存の状況によって味も違ってくるそうです。みなさんが持ち帰った味噌も、各家庭で味が変わっていくことと思います。
今年は、連続の雪の影響で、黒川で作った味噌を使った大鍋まつりも中止になり、昨日も親子アウトドア教室での味噌作りを予定してましたが、残念ながら中止となってしまいました。その分、今日作った味噌はおいしくなってくれることと思いますので、来年、再来年の味の感想を楽しみにしています。
皆さん、本日は足元の悪い中ご参加いただき、ありがとうございました。(岸本)