おさんぽくらぶ 9/25 ~またまた雨でしたが・・・~
なぜこうも続くのかと思うほど、雨続きの水曜日です。
特におさんぽくらぶ開催日は、かなり高い確率で“雨”ですね。
そんな天気に気分がさがることもなく、今日も10名のお友だちが集まりました。
今日は、前半戦最終回ということもあり、真光寺公園まで足をのばしてみることにしました。
大人の足で約10~15分の道のりですが、子ども達にとっては、道中も楽しい活動エリアとなり、時間をかけて進みます。(今日の公園までの所要時間は、約45分でした。)
途中に生えていた松の木を見て、「触ってみたーい!」という声が上がりました。チクチク、ツンツン。そんな感触を確かめます。
少し揺らしてみると、葉っぱについた雨のしずくがたくさん落ちてきて、そこだけ“大雨”となりました。
手をつないで、ルンルンルン♪
雨も関係ありません。
道中の宝物は、数え切れないほどありました。
黄色の葉っぱが沢山落ちている道に差しかかると、「葉っぱの金貨だ~!」と歩く速度が上がりました。
秋の味覚!?キノコがたくさん生えていました。色とりどり、大小さまざま。
見つけては、触ってみたり、抜いて植えてみたり。「どこどこキノコ」という名前のキノコを探している子もいました。
恐る恐る触った子は、「ツルツル~!」と喜んでいました。どちらかというと、ぬる~っとした感触のものでしたが、子どもの純粋な感覚は、とても大切です。
途中、東屋があるところで、雨宿り。
と思いきや、すぐに飛び出す子ども達。
雨がしたたり落ちてくる屋根の切れ目のところをじゃぶじゃぶと遊び始めました。
外には、一輪の赤い花が。
ヒガンバナです。この時期しか咲かない、秋の花です。
葉っぱが3枚くっついたものを見つけて、傘代わりにした子もいました。
橋の上は、泥沼となっていました。
長靴の子ども達にとっては、怖いものなし!!足跡をつけながら、ズブズブと入っていく感触を楽しんでいました。
昨今は、土が残っているエリア自体が少なくなったので、このような感覚を楽しめるというのも、貴重なことかもしれません。
公園に着き、トイレ&水分補給の時間をとっている間に、それはそれは楽しいことが始まっていました。水たまりで、ジャンプジャーンプ!!飽きることを知らない子ども達。かなり長い時間、水たまりのとりこになっていました。一人で遊ぶのも楽しいけど、みんなで遊ぶと、もっと楽しい!!笑いながら、次々と水たまりに入っていくのでした。
こんな風に思い切り遊べるのも、濡れと汚れを覚悟して、待っていてくださる保護者の皆様のおかげです。
そのすぐ脇では、雨だからこそ現れた小さな川ができていました。
やっぱり大人気の「魚釣り」。枝を見つけて、葉っぱを釣り上げます。
「どうぞー。」というので、「いただきまーす。」とスタッフが食べようとすると、
「それは生だから食べられないよ。」と。ムム。鋭い!
すると、「はい、焼いてきたよー。」と別の子が差し出してくれました。
回を重ね、知恵がつき、語彙が増えていく子ども達。遊び方も、どんどん進歩していく子どもの成長の早さに目を見張るスタッフ一同です。
その川では、葉っぱを浮かべて流してみたり、泥でダムを作ったり、泥を投げ込んでは「田んぼだよ~。」と楽しんでいたり、まさに、子どもの想像力に帰する遊び方がたくさんうまれていました。
帰り道は、少し急ぎ足で。と思ったら、カニが私達の行く手を横切りました。なかなかするどいハサミの持ち主に、ちょこんと触ってみるチャレンジャーもいました。でも、最後は、しっかりバイバイ~!と手を振ってお別れです。
玄関前で保護者の方を見ると、すぐにでも飛んで行きたい気持ちをぐっとこらえて、大きな声で「ただいまー!」を言って、解散しました。
雨の時はいつも、“雨だからこそできる遊び”を大切にしようと思いながら、おさんぽくらぶを実施しています。森の中は、木々によって雨が遮られることが多く、それはそれで自然の恵みを感じつつ、湿った森の空気やにおいを感じることができます。
今日は、また異なる環境に触れて、雨での楽しみ方を増やせたように思います。様々な自然の状態を受け入れ、自然と共に暮らしていく、そんな考え方の芽を少しでも育めていたら嬉しいです。
こんな日でも参加してくださり、泥と雨で汚れた衣類や靴のお洗濯をしてくださっている保護者の皆様、本当にありがとうございます!!
次回は、10月9日。おさんぽくらぶも後半戦に突入です。またみなさんに会えるのを楽しみにしています。(高柳)
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