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2013年5月10日 (金)

野にある旬

センターに生えている野草の中でも、大きな葉をもつこの植物。

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「ツワブキ」です。センター内のあちこちに生えていますが、中には、黄色の斑点のあるものもあります。

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調べてみると、「ツワブキ」には様々な模様があるようで、その模様ごとに名前がついているのだそうです。
ちなみに、センターで見つけたのは、キンモン(金紋)または星紋でしょう。
本当にあざやかな黄色の点に目を奪われます。

長い軸を持った葉っぱはフキに似ており、その表面はワックスを塗ったような光沢があるところから、「ツヤのあるフキ(蕗)→ツヤブキ」が転じて「ツワブキ」となったと言われる、とのことです。

植物の名前を覚えるのは実は私は苦手なのですが、こんな由来を知ると、すぐに覚えられるものですね。

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こちらは、野外トイレの脇(落ち葉の山)に生えていたものです。

ツワブキによく似た葉ですが、よく見ると葉の表面に光沢がありません。こちらは、よく食卓にも出回る「フキ」です。

過去には、センター職員が、このフキやツワブキをてんぷらなどにして食べたことがあるようです。私自身も含め、食べられる野草に詳しい人が減っていると感じています。もっと、野にある命に目をむけ、少しずつ、野山にある「旬」の味を試してみようと思います。(高柳)

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