今日のおさんぽくらぶは、7名が参加してくれました。
まずは、荷物を置き、どんぐり山の奥へ進みます。階段をゆっくり、ロープをつかみながら、下りていきました。
下につくと、さっそく探検開始です。
長い竹の棒を持ち出した子に、続々仲間が加わり、いつの間にかみんなで運び始めました。
今日の大ブームは、「おしりすべり」です。長い斜面を、おしりをつけて滑っていきます。
足でこがないとするするとは滑っていかないのですが、手と足をつけて、どんどん斜面を下ります。
途中に飛び出ている木の根っこなどは、上手によけ、また、前の子が通った跡は砂ぼこりがあがるので、ちょっとコースを変えて。一度滑ってはまた登り、何度も繰り返し滑っていました。
その後は、下り坂(階段も)と見るや、すぐにおしりをつけて、滑り出す子ども達。学習ですね。おうちでのお洗濯がさぞかし大変だろうと思いをはせながらも、楽しく見守りました。
自然の中には宝物がたくさん!今日は、桜の木からおちている、さくらんぼ(食べられません。)にも目をつけた子がいました。
拾ってつぶしてみたら、中から赤黒い液体がぷにゅっと飛び出てきます。
始めは触るのを嫌がっていた子も、いつのまにか、自分で拾って、つぶしていました。気づくと、多くの子ども達の手が紫色に。。。その感触や匂いを楽しんだのでした。(匂いは甘酸っぱいのですが、なめてみると、かなり渋いですよ。)
あとは、どんぐりをひたすらむいてみたり、坂の下に向かって転がしてみたり。
ミミズを見つけて、スタッフが「これ何か知ってる?」と聞くと、「ヘビだ!」と教えてくれたり。
そこにあるものすべてが遊び物に変わり、また、その遊び方は無限に広がります。
山を登っていくと、柵で行き止まりになる場所があるのですが、実は、子どもなら通れる位のすきまがあります。引き返そうと思っていたスタッフの意図と反して、一人がするりと抜け出ました。どんどん他の子ども達が続いていきます。
そして真光寺公園へ続く道の途中まで行ったのですが、またまた遊びが展開されました。
スタッフが土の中ににたくさんいる虫を探して手のひらの上に乗せてみました。一人の子が、それを「バンッ!」と叩き落とすと、周りにいた子が大爆笑。「自分もやってみたい!」と言って、かわりばんこに叩き落していました。
中には、自分で虫を拾い、他の子に叩き落させてあげ始めた子がいたり、始めは、虫には触らないといっていた子が、一緒に「バンッ!」と叩き始めたり、またそこからの遊びが広がっていました。そして、最後まで一生懸命虫探しをしていた子は、「虫かわいいねー。」と一言。心を通わせて、愛着がわいたのでしょうね。
途中で少し寂しくなってしまった子もいました。ママとはなれること自体が大冒険の2歳児。でも、「ママに会うのは、もうちょっとあとで!」と自分に言い聞かせ、泣くのを必死でこらえて、がんばるのでした。「お花をおみやげにしようねー。」というスタッフに応え、自分でお花をつむ姿もありました。
いつの間にか、みんなで行動したり、お友だちに自分が見つけたものを見せてあげたり、スタッフのまねをして「おーい!」と声をかけたりと、お友だちとの関わりを意識して活動ができていたように思います。今日は、お天気も味方してくれ、無事に活動を終えることができました。
それぞれの発見や個性を大切にしながらも、お友だちとの関わりを広げていける、そんな活動になるようにサポートしていきたいと思います。またお会いできることを楽しみにしております。
←ちなみに、この写真は、魚釣りです。釣れたのは、人間でしたが。(高柳)