活発な虫たち
最近、どんぐり山を歩くと、100%見かける黒い虫がいます。土の中をひっくり返さなくても、もぞもぞと忙しそうに動き回っているので、目に付くのです。
今日、なんと、大量に発見してしまいました。ミミズ?の死骸を食べていたのでしょうか。
しかも、交尾中!!(虫の写真が苦手な方は、あまりじっくり見ないでくださいね。)
せっかくの機会なので、この虫について、いろいろ調べてみました。
これは、「シデムシ」の仲間のようで、おそらく、「オオヒラタシデムシ」。でも、「クロヒロタシデムシ」とも良く似ているので、正確なところは、どちらかわかりません。
主に、動物の死骸を食べて生きているとのこと。森をきれいにするのに一躍かっているようです。
左の写真、シデムシ(成虫)の右に写っているものは、幼虫だそうです。(手前のダンゴムシではありませんよ。)
ミミズのいる森は豊かだと、よくいわれますが、シデムシがいる森も豊かだという説もあるようです。どんぐり山は、ミミズもシデムシも大量に住んでいます!!!ということは、豊かな森といえるはず!?
調べていくと、シデムシの交尾中は、オス(上に乗っている)がメス(下)の触覚をくわえていて、噛みちぎってしまうこともあるということがわかりました。
ということで、じっくり観察すると・・・?
しっかりくわえていました。途中地面にひっくりかえってしまったカップルもいましたが、オスはくわえた触角を離さず。。。ついでに、メスをつかんでいる手足も離さず。メスがひたすらもがきにもがいて、また足を地面につけたのでした。
ありゃりゃ、メスは大変ですね~。
昨日、駐車場からファミリーマートへ続く階段を掃除していると、大小さまざまなミミズを大量に見つけました。落ち葉をひっくり返すと、ジタバタと暴れまわるミミズ達。干からびないように、落ち葉とともに、森の中に還しました。
私は、虫が好きなわけでも、詳しいわけでもないのですが、このような光景に出会うと、食物連鎖や、生命の神秘を感じます。
つい、熱くなっていろいろ描いてしまいましたが、このような動物(昆虫)あってこそ生きる森が、今は減ってきている気がします。虫というと、ちょっと敬遠されがちですが、虫たちが息づくこの森をさらに大切にしていこうと思いました。(古池)
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