やりたい事がわかる・できる、のあそびくらぶ☆
今年度最後の「くろかわ森のようちえん のあそびくらぶ」は、今回も家作りと探検チームに分かれて活動をしてきました。
探検チームが早速見つけたのは小さな春。
たんぽぽや桜の花がほんの少しだけ咲いているのを見つけると、やっぱり嬉しくなります。
大好きな長い棒を見つけると、電車ごっこが始まりました。
先日のフェスティバルで使った、どんぐりマークの看板探しにも夢中でした。
みんなが一番やりたかったのは、崖のぼりでした。
根っこが出ている崖をよじ上ります。
でも、今回が登る場所がちょっと違いました。
いつもよりも難しい、チャレンジコースと一番難しい、チャレンジチャレンジコースです。
ぐっと力を入れて、どこに足を掛けたらいいのか、どこを掴んだらいいのか、自分で考えながら登り、上まで行くと
「ふぅ・・できた」そんな静かな達成感を感じていた子ども達。
その下の方で、土の斜面に空いた小さな穴に棒を入れて、ひたすら掘り進める子ども達も・・それぞれが自分のやりたい事を突き詰めてやっている、そんな時間となりました。
もう一方の家作りチームも、面白い遊び・発想が沢山飛び出した活動となりました。
家作りの場所へ行くと、始まったのは、木の根っこをみんなで引っ張る遊びでした。
全員で力を合わせて、声を掛け合いながら行われてたこの遊び・・
子ども達の間で、違う幼稚園・保育園なんか関係ないという、ひとつ壁を越えた団結や繋がりがある遊びでした。
それは、はじめの頃には感じられなかった事です。
子ども達の発想の豊かさを遊具のない森の中では特に驚かされます。
何もない所から、子ども達の空想から生まれたストーリーが生まれてきます。
テレビ番組が始まったり、なが〜い竹は電話になり、落ちていた木の板でぐらぐらさせる遊びが始まり・・
思い思いの形の遊びを発展させていました。
自然の中での子ども達は自由です。
もともと持っている、自由な発想や想像力が発揮される場となります。
友達と一緒に相談しながら、ひとつの題材のもとにそれぞれの空想の世界が作りだされます。
ひとりひとりのイメージは違っても構いません。
でもみんなが繋がって遊びが展開される・・子ども達は人と場を一緒に創り出す名人なのです。
最終回となった今年度ののあそびくらぶ。
その中での子ども達の経験と体験は、普段感じられる事のできない、インパクトあるものとなったと思います。
のあそびくらぶでの約束の中の「自分の事は自分でやろう」という事は、自分がやりたい事を自分で考えて創り出す・・そんな力を引き出す為のお約束でした。
のあそびくらぶでの経験で、自分のやりたい事がわかり、それを実現させて行く力を少しでもつけた事と信じています。
毎回、どろどろになった洗濯物を増やすこの活動に、お子さんを預けてくださった保護者のみなさま。
本当にありがとうございました!!
野村なおなお
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