« チーム作り | トップページ | 電球交換と臼の手入れ »

2011年11月28日 (月)

ドラム缶ピザを上手に焼く方法

24

本日も小学3年生の子どもたち35名と保護者の皆さんが「ドラム缶ピザ」を体験しにセンターに訪れました。

ドラム缶ピザと言えばセンターの人気プログラムです。粉から捏ねた生地を伸ばしてトッピングを行い、ドラム缶で焼いて食べます。

01

ピザを焼くには石窯で焼くのが一般的ですが、石窯の場合は薪を燃して窯を熱し、その蓄熱を使ってピザを焼きます。石窯が蓄熱するには、約2時間火を燃し続けなくてはいけません。

04

ドラム缶で焼く場合は、長時間火を焚いても、熱が外に逃げてしまう為、蓄熱はしません。そこで、ドラム缶でピザを焼くにはちょっとしたコツがあります。

そのコツとは火加減です。蓄熱のかわりに、炎の高さでドラム缶内の温度を約350度に調整します。

センターでは薪の「種類」と「くべ方」によって炎の高さと窯の温度の調節を行います。

バタ薪…杉等の針葉樹の薪でよく燃えるが熾きにならない。主に焚きつけに利用。11980

11977_3

カタ薪…ナラや桜など広葉樹の薪で、じっくり燃え熾きになる。

11978_211979

バタ薪を燃やした後に、カタ薪を入れて火を安定させます。ちょうど上の窓から見て鉄板の脇から炎がもれて見えるくらいが、ちょうど良い火の高さとなります。ドラム缶の蓋まで炎が届くほど炎を上げると、強すぎという事になります。

17

ちょうどよい火の高さだと、約3分で中はジューシー、外はパリッとピザが焼き上がります。

06

また、薪を立てて組むと炎をが高くなり、寝かせると炎が低くなるため、火ばさみを使って炎の高さが一定になるように保つのがおいしいピザを焼くポイントとなります。

03_2 08_2

焼き加減は、お餅で考えると分かりやすく、お餅を焼いてふくらみました。表面が白い状態だとただ焼けただけ。表面がきつね色だと香ばしくておいしいはずです。表面が黒くこげると、苦くなってしまいます。ピザも一緒で、チーズがとけて、表面がきつね色になった時が一番おいしい状態となります。

31

このように薪を上手にくべて、ピザが焼けた時には、職人にでもなった気分になれます。

皆さんもセンターに来て、ドラム缶ピザに挑戦してみてください。おいしいし、楽しいですよ。

|

« チーム作り | トップページ | 電球交換と臼の手入れ »