ドロバチの巣
利用者さんから野外炊事場に蜂の巣があるといわれ、駆除の前に確認してきました。
巣は、子どもでも手の届く高さにありました。巣は泥で出来ています。出来立てのようでまだ湿っているところもありました。穴は完全にふさがれ、中にはエサとなる幼虫とハチの卵もしくはハチの幼虫が入っていると思われます。
これはドロバチの仲間の巣ですね。
黒っぽい親蜂が一匹、ホバリングで私達を偵察しています。
驚かさなければ刺すことはまずないですが…利用者さんの恐怖心をあおってしまうかもしれないので、残念ながら巣を駆除することにしました。
スコップで巣を崩すと、中は空洞。その中からアオムシと黄色い幼虫が出てきました。
母バチがアオムシを捕まえて巣の中に入れ、卵を産み付けます。
アオムシは蜂の幼虫のエサです。シャクトリムシやずんぐりとしたアオムシなど数種類いました。
黄色い幼虫は蜂の幼虫です。数匹いました。ドロの中で手厚く守られていたんですね。小さい口でドロを集めた母バチの姿を想像すると、壊すのが申し訳ない気持ちになります。
今度は人の目に付かないところに巣を作って欲しいです。(加藤)
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