『はじめてのお泊まりキャンプ』2日目。朝5時台には起きていたという子がちらほらいて、やる気パワーをひしひしと感じました。
今日は早朝から真光寺公園へハイキングに出掛けました。朝から気温が高く、公園に着いた時にはもう疲れているかと心配でしたが、期待はいい意味で裏切られ、誰もいない園内でみんな思い思いに自由遊びを展開していました。
今日もたくさんチャレンジするぞ!空に向かってみんなでジャンプ。
センターに戻ると、朝ご飯が待っていました。今日は、オープンサンドにコンソメスープ。体を動かしてちょうどお腹がすいていたので、ほぼ残さず食べ切りました。洗い物も、慣れたものです。
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午前中、1つ目のプログラムは、ネイチャーゲームです。まずは、屋内でノーズ(動物の名前あてゲーム)を行いました。自然や生き物にたいする関心が少しずつ高まっていきます。
そのあとは、全体を2つのグループに分け、ローテーションで2つのゲームを体験しました。
1つは森の中に隠された人工物を探し出す『カモフラージュ』。今日は、この時のために助っ人が来てくれ、ゲームの進行とともに、最後は生き物の擬態についてなど、自然の中にある面白い出来事についてお話ししてもらいました。
もう1つのゲームは、『コウモリとガ』というゲームです。一人がコウモリ役になって目隠しをし、範囲内にいるガを捕まえるというもので、コウモリは、餌を捕まえようと、超音波がわりに「バット!」と声を出します。ガはその声に反応して「モス」と声を発しなければなりません。音を頼りに、コウモリは頑張って餌をとろうとし、ガは生き延びようと必死で逃げ回ります。実際に自然の中で日々行われている出来事を、楽しみながら疑似体験することができました。
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午前中、2つ目のプログラムは、ダックコールづくりです。ダックコールとは、その名の通り、アヒルの声に似た音の出る笛のことです。作り始めて20分くらいで何人かが完成しだすと、『ブォッ、ブォッ』とグラウンド中がアヒルの鳴き声だらけ。やすりをかけたり、少し細かい作業がありましたが、最後はみんな無事に完成させることができました。
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お昼は待ちに待った流しソーメンでした。たくさんのチャレンジを乗り越えてきたみんなへのご褒美ですね。ソーメンのほかにも、巨大トマトやみかん、最後はデザートまで流れてきて、大盛り上がりでした。
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いよいよキャンプもフィナーレ。しかし、最後まで子どもたちのチャレンジは続きます。
みんなには、「は」「じ」「め」「て」「お」「と」「ま」「り」の8文字を頭に、キャンプの出来事などを織り込んだ8つの文章を作文し、閉会式で発表するというチャレンジが待っていました。班ごとに頭を突き合わせて、一生懸命考え、練習を重ねる子どもたち。「うまく言えるかなぁ・・・」
最後はちょっぴりどきどきの閉会式でしたが、全班とも立派に発表を終えることができました。発表後のみんなは、安心した様子とともに、やりきった達成感がにじみ出ていました。まさに、今回のキャンプの集大成を見た気がしました。
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最後に、参加してくれた子どもたちにメッセージを。
あっという間にキャンプは終わっちゃったね。みんな、明日からまたいつもの生活に戻ります。でも、普段の毎日の中でも、大変なことって意外とたくさんあると思う。ちょっと勇気が欲しくなったとき、このキャンプであった出来事、そして合言葉を思い出してみよう。ちょっとくらい辛くたって、頑張り屋さんのみんななら、きっと乗り越えられるはず。そして、これからもいろんなことに挑戦して、どんどんおっきくなってほしいと思います。
・・・さあ、みんなで、『チャレンジ!!!』
(塚原)