黒川のキノコ
敷地内の巡視をしていたら、あちこちにキノコが出ています。
降り続く雨と、湿気がキノコには過ごしやすい気候なのでしょうか。キノコを観察していると生える場所や形、色が様々で見ていて飽きません。
キノコは胞子を作って放出する、植物でいうと花の部分に当ります。花は種を作って、子孫を増やすための種を放出します。
キノコの胞子はなかなか目では見れませんが、花をめでるようにキノコを見るとまた違った見方が出来るのではないでしょうか。
では、植物でいう葉や茎、根はキノコのどの部分になるでしょう?
それは地面の中です。落ち葉をめくってみると、菌糸を見つけることができます。菌糸は地面の中に広がり、落ち葉から出来た腐葉土や虫の死骸などを分解しながら栄養を吸収します。
生きた木の中に侵入して木を枯らしてしまうキノコの仲間もいるんですよ。
どんぐり山では多くの生きものが、それぞれのスタイルで生活しています。
その一部を垣間見ることができると、森を歩くことがさらに楽しくなると思います。(加藤)
| 固定リンク