夏の雨上がりのような空の下で、「くろかわ森のようちえん のあそびくらぶ」を行いました。参加人数が少なく、ゆったりとした雰囲気の中、遊ぶ事ができました。
ほとんどが慣れている子ども達だったので、自分達で準備を考えて、出発!
今日は、遊びが自然と始まりました。
まずは土手滑り!
午前中の雨でしっとり濡れた土手で、つるつる足を滑らせながら遊びました。
土手の横の方へ行くと、木の根がはった場所があります。
そこでは、枝にぶら下がったり、木の根の間をのぞき込んだり、葉っぱで遊んだり・・
子ども達の遊びは広がります。
子ども達の発想の面白さが沢山見られました!
ちょっとしたきっかけから、空想の世界がふくらんでいきます。
「この穴の奥に、地下ワールドがあるんだよ!ほら、光ってる!」
(実は、貫通して向こう側の光が見えていたのですが・・・)
黒い葉を持って 「これは悪い妖精ね」 カラフルな葉を持って 「これは妖精の王様かな?」
(葉っぱを妖精に見立てて遊んでいました。)
いも虫が小さなアリに囲まれてもがいている姿を見ている4人の子ども達の会話・・・
「あ、虫さんアリにかまれてる!」
「アリが敵だと思ったんじゃない?」
「・・・しばらく、見てよう。」
「虫さん助けてあげよう!」
「この棒につかまらせて!この虫さんは棒につかまるのが好きなの」
「だめだめ、こっちの葉っぱにのせて!」
(このあとしばらく口ゲンカ。この隙に一人は、「虫さんのお家作るね」とその場から立ち去り・・)
「じゃあ、この棒使って、そっちにのせてあげるね!」(ケンカしていた子の一人がおれる)
「うん、ありがとう!あ、この虫ぷにぷにしてる!」
「どれどれ?ホントだ!」(あっさり仲直り。)
(そのやりとりを見ていた他の子がひとこと・・・)
「はぁ~。仲良くなったか。」(心配してたのね。)
この後、いも虫は、アリではなく子ども達に棒でつつかれながら、
子ども達が作った家に入れられました。
今日は、桜の木のさくらんぼが黒く熟していました。
水溜りに入れて、つぶすと、パ~ッと赤い色が広がります。
このあと事件が!→誰かがつぶした汁が顔にはねました!血じゃないのでご安心を。(笑)
さくらんぼ、食べたこと、ありますか??
おいしそうなまん丸な実をパクリ。
この顔はおいしかったのかな・・・?
大体の実は、すっぱくて渋いのです。でも食べられます。お試しあれ!
残り時間、あと30分という時に
「まだ遊ばないの~?」と聞いてきた子どもがひとり。
土手での遊びは、いつもの遊びとは違うようです。
4人だけ急いで探険へ!
虫さがしをしたり、大きく伸びたタケノコを見上げたり・・いろいろな発見の旅でした。
静かな動きの遊びが多かった、今日の活動。
サクランボの実や梅の実で遊んだり、
アリ対いも虫の様子を見たり、
ミミズを触ってみたり、
タケノコの成長を「わぁ~!」と見上げてみたり、
時には、虫をつぶしてしまったり・・・
心で何かを感じる体験が沢山出来ました。
こんな体験も大切ですね。来週はどんな形の体験ができるでしょうか。野村(なおなお)