ネイチャーゲームリーダー養成講座(2日目)
今日は、ネイチャーゲームリーダー養成講座の2日目が行われました。
1日目は体験が中心でしたが、今日は実際に指導をしてみようということで、朝一番、さっそく指導実習から入りました。
課題の内容は、昨日森の中から選び抜いたお気に入りの木を、15分間をフルに使ってペアになった相手に紹介するというものでした。(アクティビティ名「わたしの木」)
スタート地点から目かくしをしてお気に入りの木に連れて行きます。
目かくしのまま、木についての説明を加えつつ、様々な感覚を使ってその木を感じてもらう。視覚がさえぎられている分、他の感覚が研ぎ澄まされるようです。木のイメージがどんどん膨らみます。
目かくしのまま一度スタート地点に戻り、その木を探してもらいます。「あの木かな?」
今度は目を開けて、じっくりとその木を観て感じてもらいます。目かくしをしていたときのイメージとの違いに、驚きや感動が生まれ、より深くその木を知りたくなるから不思議です。ペアの人にも、その木を好きになってもらえたら、指導はひとまず成功と言えます。
ペアでお互いに指導しあった後は、「ふりかえり」で感想をシェアしました。さらに、お互いの指導のよかった点、こうしたらもっとよくなるよ、などといった点をわかちあいました。
目かくしの不安を減らして移動させる方法、対象者別の対応など、一人では気づかなかったポイントがたくさん出され、「それいいね!」「次は使ってみよう」と前向きな場になりました。
この「わかちあい」は、ネイチャーゲームが最も大切にしている手法です。
指導実習を終えたあとは、さらにいくつかのゲームを実際に体験しました。「体験第一!」
木に聴診器を当てて音を感じる「木の鼓動」
フィールドで耳を澄まして、聞こえる音を数えていく「音いくつ」
好きな場所に座って、聞こえる音を地図に落としていく「サウンドマップ」
その場で感じたことを、リレー方式で詩にしてわかちあう「フォールドポエム」
午後は座学で、安全に関する講義や登録制度の説明、そして2日間全体をしっかり復習しました。
そして、締めくくりに、講座の内容がしっかり身についているかどうかの試験が行われました。不安がっていた方もいましたが、見事全員が合格!無事に14名がネイチャーゲームリーダーとして登録されました。
最後に協会の方がおっしゃっていた『リーダー登録はスタートライン』という言葉、まさにその通りだと思います。実践を重ねずして、スキルアップの道は無し。今回参加されたみなさんが地域に帰って、今後ますます活躍されることを期待しています。(塚原)
※実践の場をお探しの際は、ぜひ黒川へ!!
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