今年の米糀は最高のでき!
今朝、玄関を入ると、センター内に甘い香りが漂っていました。この香りは米糀がしっかり花を咲かせた証拠です。
さっそく、糀を出してみると、お米に白い菌糸が張り廻り、菌糸が回ったお米は板状に固まっていました。
例年になく菌糸の張りが良く、最高の出来栄えです。この糀を使えば今年もおいしい味噌が作れそうです。
さて、ここでマメ知識をひとつ。
このブログでは「こうじ」の漢字を「こうじ=糀」と紹介しましたが、一般的には「こうじ=麹」の字を使います。なぜ、麹ではなく糀の字を使うのか、その理由は、センターで2種類のこうじを作るので漢字でもその2種類を使い分をしているのです。そのため、米こうじには「糀」、麦こうじには「麹」を使っています。
字を見てわかるように、米こうじは製造過程で米に花が咲くので「糀」の漢字を使用しています。 (「糀」は和製漢字なのだそうです)
センターではこの糀を使って、味噌はもちろん、甘酒、べったらづけ、酒まんじゅうなどいろいろな発酵食品を作ってきました。今年は塩こうじに挑戦しようと思っています。
塩こうじはなんと「クックパット」に393品ものレシピが紹介されています。塩こうじを使って新しいアウトドアクッキングのメニュー開発も手掛けられそうです。
いろいろ夢が広がるこうじですが、センターでは味噌作りまでにあと3回糀を仕込む予定です。更に良質な糀を作れるよう五感を研ぎ澄ませて望みたいと思います。(野口)
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